こんにちは。大阪市中央区谷町六丁目、ヤマシタ整骨院院長の山下です。
いきなりですが、脚つったりしませんか？
僕は今朝、つりそうになりました。
起きしなに伸びをした際に右のふくらはぎがギューっとなってつりそうになりました。いわゆる『こむら返り』というやつです。”つる（攣る）”ってどんなのかわからない、という方はおられますか？
”つる（攣る）”というのは筋肉が縮こまったまま緩まない状態が続き痙攣し激しい痛みを伴います。こむら返りの正式名称は『腓腹筋痙攣』と言います。
こむら返りのことをコブラ返りというおっちゃんやおばちゃん、ちょいちょいいてますよね。（笑）関西だけなんかなぁ。
こむら返りのこむら、漢字で書くと腓←こんな字なわけですが、こむら返りがよく起こる筋肉は今朝の僕がなりかけた、ふくらはぎです。ふくらはぎの解剖学的な名称は腓腹筋と言い、腓（こむら）の字が入っていますね。
このことからもこむら返りはふくらはぎによく起こるところというのがお分かりいただけるかと思います。しかし、逆に言えば頻度が多いのがふくらはぎなだけであって、他の場所にも起こる可能性はあります。
ふくらはぎ以外の場所がつった経験をされたことのある方もたくさんおられるのではないでしょうか。例えば太ももの前側や裏側、力こぶの筋肉や背中など、こむら返りは何もふくらはぎだけの専売特許じゃござぁーせん。
と、ここまでで「えっ、ほんで今日はなんの話なん？」となっておられる方はもしかしたらあまり体のどこかがつった経験がないのかもしれませんね。
前置きが長くなってしまいましたが、今日は起床時によくふくらはぎがつる人必見、ちょっとしたことでつるのを予防する方法をお伝えしたいと思います。
と、その前にふくらはぎはなぜつるのでしょうか。
原因は様々ですが、簡単にざっくり言うと疲れや冷え、ミネラルバランスの崩れなどです。ふくらはぎに疲れや冷えがあると筋肉が硬くこわばり血流も悪くなり、筋肉が縮こまった状態が続き結果としてつりやすくなってしまいます。またカリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルのバランスが崩れると筋肉を収縮させるための神経の伝達がスムーズに行われなくなり、これまたつる要因となります。
マラソンやその他のスポーツでも汗をかきすぎて脚がつるのは上記の理由からです。これからどんどん暑くなり汗をよくかく時期は特にミネラルのバランスが崩れやすいので要注意です。経口補水液やミネラル補給用の飴ちゃんやタブレットでうまくミネラルを補ってくださいね。
では、ここからが本題です。
寝起きに伸びをした瞬間によくふくらはぎがつる方がつらないようにするためにやっていただきたいちょっとしたこととは…
伸びの仕方を変える
です。
伸びをする時ってどうしてますか？だいたいは手と脚を同時にめいいっぱい伸ばしますよね。その時につま先もピッーンと伸ばしているかと思います。
このつま先ピッーンを変えるんです。先述した通りふくらはぎがつるというのは筋肉が縮こまり伸びなくなって痛みが出るわけです。そこへきてつま先をピッーンとするとふくらはぎの筋肉はさらに縮こまった状態になってしまい、こむら返りを助長してしまうんです。
なので、つま先ピッーンでふくらはぎの筋肉縮こまるの逆を行えばいいんです。それはズバリかかとギューンでふくらはぎの筋肉伸ばすです。
寝起きの頭が働いていない時につま先ピッーンとやりがちな伸びですが、そこは少しというかかなり意識して頑張ってもらうしかありませんがとにかくかかとギューン、寝ぼけててもかかとギューンです。（笑）
方法はいたって簡単です。（仰向けの状態で）つま先は伸ばさずに上に向け、それと同時にかかとを前（足の方向）に押し出します。イメージとしてはつま先を顔側に寄せつつかかとは反対に足側に押し出す、そんな感じです。
もしふくらはぎがつったらつま先を自分の手でつかんでふくらはぎの筋肉を伸ばしますよね。要はそれをつる前の伸びの動作の時にやりましょう、ってことです。
これをクセ付けるだけで起床時に伸びをした時に起こるこむら返りを劇的に減らすことができますので、「毎朝のようにふくらはぎよくつるねん」という方はぜひお試しいただければと思います。
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