肩関節周囲炎(五十肩)は冷やす?温めるどっちが正解?間違えると痛みがひどくなることも!?

こんにちは、大阪市中央区谷町六丁目にありますヤマシタ整骨院院長の山下です。

「肩が痛くて腕が上がらない…」

「夜になるとズキズキして眠れない…」

「五十肩と言われたけれど、冷やしたほうがいいの?それとも温めたほうがいいの?」

 

このような疑問をお持ちの方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

肩関節周囲炎、いわゆる五十肩は40代以降の多くの方が経験する肩のトラブルですが、実は時期によって適切な対処法が異なります。

 

特に「冷やすべきか温めるべきか」を間違えてしまうと、かえって痛みが強くなったり、回復までに時間がかかったりすることがあります。

 

今回は肩関節周囲炎(五十肩)の方が冷やすべきタイミングと温めるべきタイミングについて、お伝えしていきたいと思います。

 

 

そもそも肩関節周囲炎(五十肩)とは?

肩関節周囲炎とは、肩の関節やその周囲の組織に炎症が起こり、痛みや動かしにくさが生じる状態です。

 

一般的には40代後半から60代に多くみられるため、五十肩と呼ばれています。

特徴的なのは、

・腕を上げると痛い

・後ろに手が回らない

・服を着るのがつらい

・髪を結ぶ動作ができない

・夜になると痛みが強くなる

といった症状です。

 

ただし五十肩は一つの状態が続くのではなく、進行の段階によって症状が変化していきます。

 

そのため、冷やすか温めるかを判断するには、まず現在どの段階なのかを知ることが大切です。

 

痛みが強い時期は「冷やす」が正解

五十肩になったばかりの頃は、肩の内部で炎症が強く起きていることがあります。

 

この時期は肩を動かさなくても痛かったり、夜中に痛みで目が覚めたりすることも少なくありません。

 

このような状態では温めることで血流が増え、炎症がさらに強くなる可能性があります。

 

その結果、

「お風呂に入った後から余計に痛くなった」

「ホットパックで温めたらズキズキしてきた」

というようなことが起こる場合があるのです。

 

こうした炎症が強い時期には、保冷剤や氷をタオルで包み、10〜15分程度肩を冷やしてみましょう。

 

冷やした後に痛みが楽になる場合は、炎症がまだ強く残っている可能性があります。

 

ただし長時間冷やし続ける必要はありません。

 

冷やしすぎると筋肉が硬くなり、かえって動きにくくなることもあるため注意が必要です。

 

 

肩が固まってきたら「温める」が効果的

五十肩が進行すると、徐々に強い炎症は落ち着いてきます。

 

しかし今度は肩関節が硬くなり、動かせる範囲が狭くなってきます。

 

例えば、

・腕が途中までしか上がらない

・背中に手を回すのがつらい

・洗濯物を干すのが難しい

・エプロンの紐が結べない

といった状態です。

 

この時期になると冷やすよりも温める方が効果的です。

 

肩周囲の血流が良くなることで筋肉や関節が動きやすくなり、肩のこわばりも和らぎやすくなります。

 

お風呂でしっかり身体を温めたり、蒸しタオルを肩に当てたりする方法がおすすめです。

 

お風呂に入ると肩が動かしやすくなる、という方は温めることが合っているということが言えます。

 

 

五十肩を冷やすか温めるか迷った時の判断方法

患者さんからよく聞かれるのが、「自分がどちらの状態なのか分からない」というご相談です。

 

その場合は、次のような反応を参考にしてみてください。

 

温めた後に痛みが強くなる場合は炎症が残っている可能性があります。

 

反対に温めた後に肩が軽くなったり動かしやすくなったりする場合は、関節の硬さが主な原因になっている可能性があります。

 

また、何もしなくてもズキズキ痛む時は冷やす方が向いていることが多く、動かした時だけ痛い場合は温める方が楽になるケースが多くみられます。

 

ただし自己判断が難しいケースも少なくないのが実際のところです。

 

これまでの五十肩の患者さんをみていても、炎症と硬さが同時に存在している方は珍しくないためです。

 

 

五十肩でやってはいけないこと

肩が動かないからといって、無理やり動かすことはおすすめできません。

 

特に炎症が強い時期に無理なストレッチをすると、肩の内部組織をさらに傷つけてしまうことがあります。

 

また、「早く治したいから」と長時間マッサージしたり強く揉んだりすることも注意が必要です。

 

施術直後は楽になったように感じても、実際には炎症がひどくなって翌日に痛みが強くなるケースもあります。

 

五十肩は焦らず、その時期に合った対応を選ぶことが大切です。

 

最後に

いかがだったでしょうか。五十肩に限らず、怪我をした場合でも『温める・冷やす』というのは基本的な処置の一つです。

 

いざ、その処置をしようとしてもどっちを行えばよいかがわからなければやりようがありません。

 

ましてや五十肩は、数ヶ月から1年ヘタをするとそれ以上の長い期間、続くことがある疾患ですから、温・冷の処置を間違ってしまうと余計に長引いてしまう可能性もあります。

 

逆にいえば、適切に行うことができればなにもやらないよりも早期に回復に向かうということです。

 

もし、夜間痛が強かったり日常生活やお仕事に支障が出ている、数ヶ月経っても改善している感じがない、肩がどんどん動かなくなってきている、このような場合は早めに専門家へ相談することをおすすめします。

 

当院でも五十肩の施術を行なっていますので、お困りの方は一度ご相談いただければと思います。

(監修:柔道整復師 山下 暢士)


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