患者さんからのご質問 夏になると脚がよくつるのはなぜ?その原因と対処法

こんにちは、大阪市中央区谷町六丁目にあるヤマシタ整骨院院長の山下です。

今回は患者さんからのご質問にお答えしたいと思います。

 

毎年のように、またここ最近立て続けに何名かの患者さんから質問をいただいております。

 

それが「最近ちょくちょく脚がつることがあるんですけど何でなんですか?」「夜中に脚がつるんですけどつらないようにすることできますか?」といった、脚がつることに関するご質問です。

 

もしかすると同じような疑問やお悩みをお持ちの方もおられるのではないでしょうか。

 

夏場になると脚がつりやすくなる、夜中に脚がつって安眠を邪魔されて辛い、このように脚がつることで睡眠や日常生活に支障が出ている方はぜひ最後までお読みください。

 

脚(筋肉)がつるとはどういうことなのか?

こむら返りという言葉がありますが、こむらとはふくらはぎのことを指しそこがつることをこむら返りと言います。

 

そんな言葉があるくらいふくらはぎはつるということなんでしょうし、実際に患者さんがつると訴えられるのもその多くががふくらはぎだったりします。

 

ですが、体の中でつるのはなにもふくらはぎだけではありません。スポーツ経験者ならわかるかもしれませんが、色んなところがつることってありますよね?

 

僕も過去に経験があるのは、背中や脇腹、太ももや裏もも、足の裏などあらゆる部分がつったことがあります。

 

ふくらはぎがよくつる方、その時のことを思い浮かべてください。つったときってふくらはぎの筋肉がギューっと縮んでその状態がなかなか元に戻らなくて痛くてつらい、そんな感じですよね。

 

つるというのは筋肉が異常に強く収縮、痙攣している状態のことを言います。なので、みなさんがよくつると訴えられるのがふくらはぎなだけでどこの筋肉でもつる可能性があるということです。

 

なぜ筋肉はつるのか?

ではなぜ筋肉がつる、といった事象が起こるのでしょうか。

 

筋肉や腱にはセンサーが備わっています。そのセンサーの一つは筋肉が伸び過ぎてしまわないように見張ってくれるもので、万が一伸び過ぎてこのままだと切れてしまうぞとなった際に「縮め!」という指示を出してくれます。

 

もう一つは先ほどとは逆のセンサーで、筋肉が縮み過ぎた際に「あなた縮みすぎですよ!」と注意してくれる、そういった役割を担っています。

 

この二つのセンサーが上手く働くことで、バランスよい筋肉の働きを統制しています。逆に言えば、なんらかの要因によりこのバランスが狂ってしまうと、筋肉が異常に収縮してしまいいわゆるつるという事態を引き起こすことになるのです。

 

センサーの働きがおかしくなってしまう原因は

二つのセンサーの働きがおかしくなってしまう主な原因はミネラルバランスの乱れです。

 

ミネラルは生命維持に欠かせない栄養素で、体内で作ることができません。なので、食事から摂取する必要があります。

 

脚がつることに大きく関係してくるのが、カリウムやカルシウム、マグネシウム、ナトリウムといったミネラルです。

 

これらのミネラルが働くことで筋肉や神経の動きを調整しているのです。なので、そのバランスが乱れるとセンサーが正常に働かなくなり脚がつってしまうという事態が起こるわけです。

 

では、どのような要因でミネラルバランスが乱れるのでしょうか。

 

一つに水分不足による脱水が考えられます。汗をかいたり排尿で水分だけでなくミネラルも一緒に出ていってしまいバランスは乱れます。

 

他には運動や力仕事などで、ハードに筋肉を使った場合でもミネラルバランスが乱れることがあります。というのも、そういった場合ではカルシウムやナトリウムなどのミネラルが急速に消費されてしまうからです。

 

 

ミネラルバランスの乱れ以外で脚がつる要因

脚がつらないようにするためには血行をよくすることが大切です。血流が悪いと、筋肉に十分な栄養や酸素が行き渡らなず、疲労物質がたまったり悪い血液が足元に留まってしまうことになります。その状態だと、筋肉の正常な動きを阻害することとなり、結果脚がつりやすくなってしまうわけです。

 

・加齢による筋肉の減少

筋肉には隅々まで栄養や酸素を行き渡らせるために、毛細血管が張り巡らされています。加齢により筋肉量が減ると毛細血管も減ってしまうので、脚の筋肉に酸素や栄養が行き渡りづらくなってしまいます。その結果、脚がつりやすくなるのです。

 

・冷え

冷えると血行が悪くなります。血行が悪くなると、先述した通りの理由によりつりやすくなってしまいます。

 

夏に脚がよくつるのはなぜ?

夏に限って脚がよくつるという方は以下のことが考えられます。

・冷え+水分不足

冷房で冷やしすぎていませんか?デスクワークの方であればオフィスでも冷房、自宅でも冷房、就寝中も朝まで冷房と、1日24時間の大半を冷房の中で過ごしているのではないでしょうか。

 

そうなると、当然体は冷えてしまっています。暑さを感じることが少ないのでもしかすると水分もあまり摂られていない方もおられるかもしれません。

 

このような場合だと冷えによる血行不良、水分不足による脱水でミネラルバランスが乱れてしまい、脚がつってしまう要素満載です。

 

冷房の効いた部屋にいてもこまめに水分を取るようにしてください。そして、冷房の温度も見直しましょう。オフィスは難しくても自宅では冷やしすぎないように、27〜28℃程度で過ごしていただければと思います。

 

・直接風を浴びている

エアコンだけでなく扇風機やサーキュレーターを併用して使われている方もおられるかと思います。

 

その場合、風を直接体に浴びないように気をつけましょう。お風呂上がりなど一時的に浴びるのはいいとしても、寝ている間中風を浴びていてはより体を冷やしてしまいます。

 

扇風機やサーキュレーターを併用する場合は、間接的に風を利用するようにしてください。

 

 

就寝中に脚がつらないようにするためには

・着衣に気をつける

特に男性に多いですが、パンツ一丁で寝ている方は足元を冷やしてしまっている可能性大です。その場合、薄手のものでいいので長ズボンのパジャマを穿いて寝るようにしてください。

 

・水分補給

就寝中にトイレに起きるのが嫌だという理由で、床に就くずいぶん前から水分を摂らないようにしている方もおられるのではないでしょうか。

 

トイレで安眠を邪魔されたくないお気持ちはわかりますが、水分不足で脚がつって起きていては本末転倒です。

 

床に就く10〜20分前にコップ一杯のお水をとるようにしてみてください。

 

・足元を高くする

仰向けになり足元を心臓の高さより高くして10分ほど置きましょう。クッションでも敷布団でもなんでもいいので足元に敷いて高くすることで、脚に溜まった疲労物質や血液を循環させましょう。

 

そうすることで、脚への血流が巡り栄養や酸素を行き渡らせることができるのでつるのを予防できます。

 

寝付く前には足元に敷いていたものは外すように気をつけていただければと思います。

 

最後に

いかがだったでしょうか。ギックリ腰や捻挫・肉離れなどに比べると脚がつることなんて大したことがないと思われるかもしれません。

 

しかし毎日のようにつったり、一晩で何回もつる、一度つったらなかなか元に戻らない、このような場合だとかなりのストレスになると思います。

 

ストレスになるばかりか、脚がつるせいで睡眠不足に陥ってしまいお仕事に支障が出てしまう、そんなことが起こるかもしれません。

 

いずれにせよつるよりつらないほうがいいに決まってます。

 

脚がつるのには病気が関係していることも考えられます。そのあたりが心配な方は病院でしっかりと診てもらってください。

 

そうでない方は当院にご相談くださいませ。

 

(監修:柔道整復師 山下 暢士)


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