こんにちは。大阪市中央区谷町六丁目にあります、ヤマシタ整骨院院長の山下です。
マットレスの硬さを変えると腰痛が良くなる場合も
今お使いのマットレスは硬いそれとも柔らかい?
ある調査で現在、日本人の約6割がベッドで寝ているという結果が出ています。
ベッドを使用する際に必要になってくるのがマットレスです。
マットレスと一口に言ってもいろんなタイプがありますよね。
ウレタン素材の物やスプリングコイルを使った物、ウレタンの場合は高反発や低反発、スプリングではコイルの種類やバネに使われている金属線の太さの違いなど様々です。
ベッドで寝ている腰痛持ちの方、現在お使いのマットレスの硬さ加減はいかがですか。
そもそも自分が使っているマットレスが硬いのか柔らかいのかの判断がつかない、基準がわからないという方もおられるかと思います。
ここでマットレス自体の細かな説明は割愛させていただきますがまずはご自身のマットレスの硬さを確認しておきましょう。
硬さ | ウレタン | スプリング |
かなり硬い | 270N | 2.2mm |
硬い | 200 | 2.0 |
やや硬い | 170 | 1.8 |
普通 | 140 | 1.6 |
やや柔らかい | 100 | 1.4 |
柔らかい | 70 | 1.2 |
かなり柔らかい | 40 | 1.0 |
マットレスを購入された際の取扱説明書があればそちらにウレタンの場合は〇〇N(ニュートン)、スプリングの場合はバネの線径〇〇mm、と記載されているかと思います。
取説がない場合はメーカーのホームページや購入店舗に問い合わせてみてください。
長年の使用により寝返りがうちにくくなっていることも
ウレタン、スプリング共に長年使用することで当然ヘタってきます。
マットレスが何年でヘタるのかは種類や硬さによって異なりますし、お使いの方の体重や取り扱い方によっても違ってくるかと思います。
いずれにせよ、ある程度の年数使えば腰からお尻の部分が一番にヘタってきます。
なぜ腰からお尻の部分が一番にヘタってくるかというと、横になっている寝姿勢で一番重いからです。
このように、使用していくうちに腰お尻あたりがヘタってくることでスムーズに寝返りがうちにくくなってくるのです。
マットレスの偏ったヘタりを少しでも抑えるには上下(頭側と足側)や裏表をこまめに入れ替え使用してみてください。
腰に良いマットレスのちょうどいい硬さとは
結果から言うと万人に合う硬さはコレ!と断定することは難しいです。
と言うのも、体格や体重、身体的特徴などによってちょうどいい硬さは変わってくるからです。
と、こんな答えだと納得していただけないと思いますので僕の考える腰に良いマットレスのちょうどいい硬さをお伝えします。
それはズバリ”中程度の硬さ”のマットレスです。
冒頭にある表でいえば普通、もしくはそのひとつ上(やや硬い)か下(やや柔らかい)になります。
結局、普通かよ!と思われるかもしれませんがやっぱり普通が一番。
でもそれだけの理由ではありません。
硬すぎるマットレスだと体の重さをうまく分散させてくれずに腰や背中に負担がかかってしまいます。
極端に言うと、フローリングに直に寝るようなものです。想像するだけで体が痛くなりそうですよね。
逆に柔らかすぎるマットレスだと、ヘタったマットレスを使っているのと同じで寝返りがうちにくくなってしまいます。
かなり柔らかいものだと腰お尻部分だけでなく体全体が沈み込み一度眠りにつけばその寝姿勢のまま朝を迎えることになりかねません。
体全体が沈み込んだ寝姿勢は立った状態で言えば猫背のような姿勢となります。
猫背のように背中から腰にかけて丸くなった状態でその姿勢を変えることなく6〜8時間そのままというのは体にとってかなりしんどい状況となります。
寝返りが少ないと体の同じ部分に圧がかかりそのあたりの筋肉の血流が悪くなり硬くなってしまいます。
そうなると朝目覚めの瞬間から腰が痛い、ということになってしまいます。
院長がマットレスを変えることをおすすめした腰痛患者さんの改善ストーリー
お話しする中で見えてきた50代女性の腰痛改善を阻害していた要因
当院患者さまが同僚の方をご紹介くださいました。
デスクワークが主な50代女性で肩こりと腰痛にお悩みでした。
当初の治療計画どおりに来院してくださり、肩こり腰痛ともに順調に良くなっていってました。
しかし、あるところから腰痛に関してはもうちょっとのところが取れきれないといった状況がしばらく続きました。
患者さまは「肩こりはほとんど気にならなくなったから腰痛が気になるようになったのかわかりませんが・・・」といった具合。
初診時に気になっていた猫背も良くなり常に緊張していて強張っていた筋肉もゆるみ、体的には当初よりかなり良くなっているのは明らかでした。
しかし、腰痛が取りきれないのには何か要因があるはずなので来院されるたびにお話を聞かせていただきました。
そのなかで見えてきたのがマットレスでした。
なぜこの患者さんはマットレスを変えたほうがよかったのか
生活習慣の変化から1年ほど前からご主人と寝室を別にしておられるそうですが、その際にご自身用にシングルベッドを新たに買ったとのこと。
そのとき一緒に買ったマットレスがこの方に合っていないうえに早くもヘタりが出てきているようでした。
お伺いすると、ウレタンマットレスですがそもそもかなり厚みの薄いものをお使いだったのでその分へたるのが早かったのでしょう。
薄いせいで、沈み込みのある腰部分がベッドのすのこにほぼ底つきしているということがわかりました。
そういった状況では良い寝姿勢を得ることができず腰に負担がかかっていたんですね。
この方の場合は潔くマットレスを新しいものに買い替えられました。
この方がマットレスを新調した後のお話し
マットレスに関してアドバイスさせていただいてすぐに新調され、それで寝るようになるとビックリするくらいすぐに効果が現れました。
患者さまいわく「寝起きの腰の楽さもさることながら睡眠の質が良くなったのか体全体が楽だしこれまでより目覚めが良くなった。」とおっしゃってました。
腰痛の方におすすめするマットレスの選び方
まずは今、お使いのマットレスを確認しましょう
ここまで読んでいただ方はお分かりのとおり、まずは今お使いのマットレスがどんな状況なのか確認しましょう。
お使いの製品のもともとの硬さ、そしてヘタり具合いなどを見てみましょう。
冒頭の表でいう普通の硬さのものを使っておられてヘタりがない場合でも腰痛がある方はマットレス以外の要因があるはずです。
そのあたりはまた今後、発信していきたいと思います。
硬め、または柔らか目のマットレスをお使いで寝起きの時点で腰痛がある場合はマットレスを替えられることをオススメします。
もともとの硬さは普通でも長年の使用によりヘタっている場合は上下や裏表を変えてみてください。上下、裏表をこまめに入れ替えていてもヘタりがあるものはやはり買い替えたほうがいいでしょう。
畳に布団派の方はどうすべき
日本の約4割の方が布団で寝ておられるということですし、こちらをお読みいただいている方の中にも畳に布団派がおられるかと思います。
では、そういった場合はどうすべきかをお伝えします。
まず、一般家庭の和室の畳であればマットレスのような硬さの幅はなくほとんど同じなので問題になってくるとすれば布団のほうです。
いわゆるせんべい布団のようなぺったんこな敷布団はNGです。マットレスでいうところのもともとの厚さが薄くてさらにヘタっている状態と同じと言えます。
厚みのある敷布団に替えるかもう一枚敷布団をお持ちでしたら、敷布団を2枚重ねて使ってみてください。僕の経験則からいってもせんべい布団の2枚重ねくらいがちょうどいいかと思います。
腰痛の方はこういうマットレスを選びましょう
まとめ
とにかくまずは今お使いのマットレスを確認しましょう。
確認したうえでマットレスに問題がある場合は決して安いものではありませんが買い替えをオススメします。
交換することで腰痛が良くなれば仕事や家事・育児の生産性や効率が上がるはずなので高い買い物ではないと思えるでしょう。
布団派の方は目安としてせんべい布団2枚重ねくらいの硬さになるように調整してみてください。
腰痛にお悩みの方は、「姿勢が悪いからかな?」「デスクワークだから仕方ない。」「運動してないからかな?」など色々と思うところはおありでしょうが、意外と見落としがちなマットレスや布団、ぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
(監修:柔道整復師 山下 暢士)
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