こんにちは。大阪市中央区谷町六丁目にあります、ヤマシタ整骨院院長の山下です。
今回はめまいやふらつきについて書いております。肩こりとあわせてそういった症状がある方に読んでいただきたい内容となっております。
お時間のあるときにでも読んでいただければ幸いです。
肩こりがありめまいやふらつきも起こるのはなぜ?
めまい、ふらつきとは
「ふかふかの布団の上で立っているみたい。」「揺れる船の上にいるみたい。」「地震かと思うくらいゆらゆらする。」など、人によって様々な表現をされるめまいやふらつき。
経験されたことのない方からするとめまいやふらつきってどんなものかわからないと思います。また、めまいやふらつきがあるのに中にはめまいをめまいだと思っておられない方もおられたりします。
では、めまいやふらつきとはどんな症状なのでしょうか。
めまい、ふらつきを国語的にいうと、めまいは【目がまわること。目がくらみ倒れそうになること。】、ふらつきは【ふらふらと揺れる。足元がしっかりせず、よろよろする。】とあります。
実際、僕がこれまで患者さまから伺っためまいやふらつきの感じ方や表現は色々です。いくつかを挙げると、天井がグルグルまわる、頭や足元がフワフワする、体がふらつくなどとおっしゃる方が多くおられます。
肩こりで起こるめまいやふらつきとは
めまいにもいくつか種類がありますが、肩や首のこりから来るめまいのことを頚性めまいと言います。
頚性の「頚」はくびのことで、頚性めまいとは要は首からくるめまいということになります。
頚性めまいの特徴として、首を動かした際にめまいが起こることが多いです。首を動かすと、当然首や肩周辺の筋肉がねじれたり引き伸ばされたりします。首の骨や筋肉が動いた際に、椎骨動脈(ついこつどうみゃく)という首の骨に沿って走っている太い動脈周辺に広がっている自律神経を刺激し、めまいが起こると言われています。
そのほかにも、不良姿勢や筋肉の硬さにより前述した椎骨動脈のめぐりが悪くなることで起こったり、筋内部にある筋肉が過度に引き伸ばされていないかどうかを感知し神経に伝える役目をする器官がうまく働かないことでも頚性めまいが起こるのではないかと言われています。
以前は肩こりだけだったのにめまいまでするようになってしまった40代女性
20代のころからの肩こり
肩こりに加えめまいにお困りで受診された30代の女性患者さまのIさん。Iさんの同僚である当院の患者さまからのご紹介です。ご自宅も職場も近くではないのにわざわざ谷町六丁目まで来ていただいております。
Iさんは建築士の方で、お仕事のほとんどはパソコンで図面をひいたりデザインを作ったりされています。仕事量に対して人員が不足しているらしく毎日かなりお忙しくされています。
そんなIさんの肩こりは20年以上前からで、過去にはマッサージやカイロプラクティック、針治療など色々と試されてたそうです。以前はヨガに通っていた時もあったそうですが、仕事が忙しくて全然いけないのに月謝だけ払っている期間が何ヶ月にもなりさすがにもったいないのでやめてしまわれたとのこと。
これまでは肩こりが本当に限界でどうしようもないという時にだけマッサージやカイロに行くといったスタンスでやってこられたIさんですが、この度当院にこられたのは肩こりだけでなくめまいも起こったからです。
初めてのめまいに困惑
めまいがしたのは初めてだったらしく、「疲れてるからなのかな」と思いつつも放っておかずにちゃんと病院に行かれたそうです。めまいといえば耳からかなぁと思ったIさんはとりあえず耳鼻科を受診され、そこではメニエール病と診断されました。
※メニエール病:耳の奥にある内耳のリンパ液が過剰に増えることでめまいが起こる病気
耳鼻科では内服薬や点滴での治療を行なったそうですが、なかなかよくならなかったそうです。そんな時に同僚の方から当院を紹介され、来院されるに至りました。
めまいと一口に言っても、色々とあります。疲れやストレスが溜まって起こることもありますし、耳が原因だったり頭に原因があったりと簡単に見極められるものではありません。
しかし、過去の経験からめまいの多くは首から上の筋肉の硬さや緊張度合い、血行不良、疲労やストレスなど、これらの問題を取り除いていくことで改善していった事例がたくさんあります。
日頃の頑張りの代償
その辺りを含めIさんのお体をチェックさせていただくと、長年のパソコン仕事による姿勢の崩れ、それが固定化されることで血流が悪くなっており、また肩や首の筋肉にも負担がかかって常にカチカチに緊張している状態でした。
言わずもがな、お仕事と家事と育児による疲労とストレスの蓄積は計り知れません。
そんな状態のIさんの治療は、前述した問題点を解消していくことです。整体を施すことで姿勢を改善、ストレスで乱れた自律神経を整え疲れを取れやすくしていきます。姿勢がだんだんと良くなっていくことで、肩や首の筋肉の負担も減っていき血流も良くなっていきます。
そういったカタチで治療を進めていく中で、首の骨を整える、首の筋肉をゆるめる、首から上の血流を良くするということを特に重点的に行いました。
初回の治療でめまいの頻度減
結果的に初診から約2ヶ月、計5回の施術でめまいがしなくなりました。2回目の治療に来られた時にIさんが「めまいが起こる回数が減りました!」とおっしゃっていたので、期待感からか当初立てた治療計画を早めてほしいとの要望がありました。
お体の変化の状態等を鑑みて、結局早めることはしませんでしたがとにかくスムーズに改善して良かったです。Iさんご自身も、日頃から疲れやストレスを溜め込まない、姿勢の崩れをチェックすることの大切さを身に染みて理解されており、現在は定期的に治療に来られています。
お体の調子が戻ってからはお仕事の効率が上がったり、イライラすることも少なくなったと嬉しいご報告をしてくださいました。
肩こりからくるめまいやふらつきがある場合にできるセルフケア
肩こり・頚性めまいに対するセルフケア
①首まわりを温める
緊張し硬くなった筋肉を少しでもゆるめ、血流を促すために肩や首まわりを暖めましょう。
普段、シャワーで済ませている方はできれば湯船に浸かるようにしてみてください。ほかの温め方としては、蒸しタオルです。濡らしたタオルをレンジで1分ほどチンしたものを首に当てる方法もあります。また、お金はかかってしまいますが、肩や首を温めるサポーターやウォーマーなどのグッズを使うのもアリです。
②ストレッチを行う
【肩の上げ下げ運動】
・立った状態で始めます。
・両肩を目一杯、上にあげ5秒キープしてください。
・その後、脱力して肩をストンッと落とします。
・この動作を3〜5回繰り返しましょう。
【タオルを使った首のストレッチ】
・スポーツタオルを首にかけて両端を掴みます。
・タオルの中央部を後頭部の下あたりに当てます。
・顔を少し上向にした状態で、タオルも斜め上方向に引っ張る。
・首はタオルの引っ張る力に対抗するように後方に力を入れ15秒間キープする。
※ストレッチ中にめまいやふらつきが起こったら、無理をせずにすぐに横になり安静にするようにしてください。
最後に
いかがだったでしょうか。肩こりだけでもツラいのに、そこへめまいやふらつきまであると度合いによっては日常生活に支障をきたしてしまう場合もあるかと思います。
お伝えした通り、めまいも原因は様々ですので軽視せずに症状がひどい場合はまずはかかりつけ医に診てもらうようにしてください。
当院でも頚性めまい以外でも対応させていただけるめまいやふらつきがありますので、めまいやふらつきでお困りでしたら一度ご相談くださいませ。
(監修:柔道整復師 山下 暢士)
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