変形性膝関節症 将来人工膝関節にならないでいいように今できること

こんにちは、大阪市中央区谷町六丁目にあるヤマシタ整骨院院長の山下です。

今回は変形性膝関節症についてのブログとなります。

 

現在、変形性膝関節症にお悩みの方の中には将来の不安を抱えている方がおられるかもしれません。

 

それはずばり、人工の膝関節への置換問題ではないでしょうか。

 

「母や祖母が人工膝関節の手術をしているので、いずれは自分もそうなるのかな?」

 

「病院で変形性膝関節症と診断されて以降、自分でも色々と調べ将来的に人工膝関節にしないといけないのかなと、漠然とした不安がある。」

 

上記の意見は、実際に当院の患者さんからお伺いした言葉です。

 

このように僕自身、たくさんの変形性膝関節症の患者さんから不安なお気持ちを数多く聞いております。

 

なので、今回は人工膝関節への置換手術から遠ざかる、また近づかないようにするためのお話ができればと思います。

 

変形性膝関節症にお悩みの方に最後までお読みいただけましたら幸いです。

 

 

【変形性膝関節症の将来=人工膝関節】ではありません

「このまま歩けなくなったらどうしよう…」

「手術は怖いけど、この痛みにはもう耐えられない」

 

そんな不安を抱えて来院される方は少なくありません。

 

変形性膝関節症は、年齢とともに膝の軟骨がすり減り、関節に炎症や痛みを起こす病気です。

 

ですが「変形=将来は人工関節」ではありません。

 

実は今の段階でやれることを積み重ねていけば、「人工膝関節の手術を避ける未来」をつくることは十分可能です。

 

 

そもそも、なぜ膝が変形していくのか

膝関節は太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)、そしてその間にある軟骨や半月板がクッションのように衝撃を吸収しています。

 

ところが、加齢や姿勢の崩れ、筋力低下などで膝にかかる負担が偏ると、このクッションがすり減っていきます。

 

すり減った部分に炎症が起き、痛みや腫れが出ることで動かさなくなり、さらに筋力が落ちていく、この悪循環が変形を進める原因です。

 

特に太ももの前側の筋肉やお尻の筋肉が弱ると、膝にかかる衝撃を吸収できず、関節に直接ダメージが伝わりやすくなります。

 

 

痛みがあるときこそ、少しでも動くことが大切

「痛いのに動かしたら悪化しそう」と思われる方は多いですが、完全な安静はむしろ膝の状態を悪化させる要因となります。

 

動かないことで筋肉が弱り、関節を支える力がさらに減ってしまいます。

 

かといって、痛みを我慢して無理に歩くのもよろしくありません。

 

大切なのは『痛みを感じない範囲で』『無理のない範囲』で、少しずつ動かすことです。

 

たとえば、

•椅子に座って膝をゆっくり伸ばす「膝伸ばし運動」

•仰向けで片脚を少し浮かせる「太もも前の筋トレ」

•台の上で軽く足踏みをする「段差トレーニング」

など、自宅でできる軽い運動を毎日コツコツ続けることが、将来の手術予防につながります。

 

 

痛みを和らげる膝への負担の減らし方

膝の痛みをやわらげるには、「膝への負担を減らす工夫」が必要不可欠です。

 

【体重の管理は大切です】

体重を2kg減らすと、膝への負担はおよそ8kg減るといわれています。

 

変形性膝関節症の方みなさんに体重を減らしてほしいわけではなく、体重が膝への負担増になっているなという方は、例えばですが間食を控えたり、少しだけ歩く量を増やすなど、できる範囲で体重減に取り組んでいただければいいと思います。

 

姿勢の改善も重要です】

背中が丸くなり、体の重心が前にずれると、膝にかかる圧力が増えます。

 

「骨盤を立てて座る」「歩くときに目線を前に」など、日常の姿勢を整えるだけでも膝の負担は軽くなります。

 

冷え対策も効果的】

関節が冷えると血流が悪くなり、痛み物質がたまりやすくなります。

 

入浴でしっかり温めたり、寝る前に膝を保温するのもおすすめです。

 

 

【サポーターや杖を適切に使う】

「サポーターに頼ると筋肉が弱るのでは?」と心配される方もいますが、正しく使えば大きな味方です。

 

痛みが強い時期にサポーターで関節を安定させれば、動くことが楽になり、結果的に筋力維持にもつながります。

 

また、杖に関しても正しい長さと使い方を覚えれば、膝の負担を大幅に減らすことができます。

 

 

整骨院でできる『今の膝を守る』ケア

当院では関節の動きを妨げている筋肉や靱帯の硬さを改善したり、正しい歩き方や体の使い方を指導・サポートさせていただいています。

 

•膝だけでなく、股関節や足首の動きを整える

•膝周りの筋肉のバランスを整える

•痛みを緩和しながら動かせる体づくりを行う

 

こうした施術とセルフケアを組み合わせることで、「変形をこれ以上進めない」だけでなく、今よりラクに動ける膝を目指すことができます。

 

 

人工膝関節置換手術をしない未来をつくるのは、あなたの一歩

変形性膝関節症は進行性といわれますが、進むスピードは人によってまったく違います。

 

その差を生むのが「今、何をしているか」です。

 

痛みを理由に何もしないでいると、関節の老化は早まってしまいます。

 

逆に、今からでも筋肉を動かし、血流を良くし、体のバランスを整えていけば、痛みのない日常を取り戻すことは十分可能なのです。

 

 

最後に

いかがだったでしょうか。何も人工膝関節の手術はやっちゃダメとか悪だと言っているわけではありません。

 

変形が過度に進行してしまってたり、動かせないほどの痛みが取れない場合、そのような方にとっては人工膝関節の手術は、大変有用なもです。

 

ですがやはり誰しもが、人工関節よりも親からもらった自分の関節で生涯にわたり生活したいと思うものだと思うのです。

 

そもそも変形性膝関節症はただ単に「体重が重いから」、「脚を使いすぎたから」なるわけではありません。

 

女性ホルモンの減少や遺伝的な問題、そのほかにも様々な要因がある中でそれらが重なって発症するパターンが多いです。

 

自分ではどうしようもない要因があったりはしますが、逆にご自身でやれることもたくさんあるということです。

 

無理は良くありませんが、できる範囲でやれることに取り組んでいただくことであなたの膝の将来は随分と違ってものになるのは間違いありません。

 

おさらいになりますが、

・痛みを我慢せず、少しずつ動かす

・筋力と姿勢を整える

・冷えや体重に気をつける

・必要に応じて専門家のケアを受ける

 

これらに意識して生活していただきつつ、より良くしたい、進行をできる限り食い止め遅らせたい、という方は当院にご相談くださいませ。精一杯サポートさせていただきます。

 

(監修:柔道整復師 山下 暢士)


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【診療時間】

月・火・水・金 10:00~21:00

土 9:00~13:00

 

【休診日】

木・日・祝

 

【料金】

初回9600円  2回目以降7400円  (税込)

 

【予約電話番号】

06−6764−1190(完全予約制)

 

【住所】

大阪市中央区谷町6丁目3−13

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