こんにちは！大阪市中央区谷町六丁目のヤマシタ整骨院です。
皆さん、オリンピック観戦していますか？
僕はぼちぼち観られるものに関しては観ています。
大会もまだまだ序盤、一層の日本人選手の活躍を期待したいですね。
さて、本日は患者さんからの質問コーナーです。
先日急性腰痛（ギックリ腰）で受診された患者さんとお話ししていて受けた質問なんですが、
「僕みたいに重たい物を持ったりすることが多い力仕事ってやっぱり腰を痛めやすいんですか？」
と、この患者さんはそう思っていらっしゃったようです。
力仕事に従事されている方の多くが同じように考えていらっしゃるのかもしれませんが以下の欧米の研究機関が発表した論文をご覧下さい。
■健常者４１名を対象に腰部椎間板を５年間にわたってＭＲＩで追跡調査した結果、物理的負荷(重量物の挙上や運搬・腰の回転や屈曲等)という従来の危険因子は椎間板変性とは無関係で、腰痛発症率はむしろ椎間板変性のある方が低かった。http://1.usa.gov/178sVnE 重い物を持っても椎間板が潰れることはありませんし、椎間板が潰れている人は腰痛になりにくいという事実が確認されました。腰に負担がかかる動作を怖れる必要はありません。
「重い物をガンガン持ってください。さすればあなたの腰痛は良くなりますよ！」ということではありませんが、重い物を持つことを過度に心配する必要はないということですね。
しかし、重い物を持つことが多かったり物を持つ際に無理な姿勢をする時間が長かったりすると筋肉的にはやはり負担がかかります。
それが一時的なものであれば問題ないんですが疲労が蓄積しそれを放ったままにすると筋肉が硬くなったりその部分の血行が悪くなりひどくなるとやがて発痛物質が出てきて痛みを伴います。
この時点でいわゆる腰痛状態です。椎間板が潰れようが大丈夫でも筋肉はまた別物です。日々の疲れを溜め込まないようにこまめに軽めの運動やストレッチなどセルフケアをすることも大事ですし時にはメンテナンスも必要かもしれません。
もしあなたが過去に整形外科にかかりレントゲンやCT検査を行った結果お医者さんから
「椎間板が潰れている（もしくは潰れかかっている）から腰が痛いんですよ！」
「加齢による椎間板の変性があるので腰が痛むんですがこれはどうしようもないですね！」
「腰骨と腰骨の隙間が狭くなっているでしょ！これが腰痛の原因ですね！」
などと言われたことがあるとしても安心してください。
椎間板が潰れていたり変性があっても、それらはあなたの腰痛とは関係ありません。
原因は必ず他のところにありますので、その原因を突き止め的確に治療をしていけば腰痛は良くなっていきますよ。
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