こんにちは、大阪市中央区谷町六丁目にあるヤマシタ整骨院院長の山下です。
今回は膝痛に関してのブログとなります。
当院の患者さまからたくさん頂く、「膝痛は温めるのと冷やすのとどっちがいいんですか?」というご質問。
このご質問にお答えしていきたいと思います。
膝痛にお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
急性の炎症があれば冷やし慢性痛は温める
「ある程度の距離を歩くと膝が痛くなる。」
「膝が痛くて階段のくだりがつらい。」
「昔膝をケガしたこともあり古傷が痛むときがある。」
膝痛と一口にいっても様々な疾患や各々の状態というのがあります。
ですので、それぞれの膝痛の原因やその時の状況によって温めるほうがいいのか、冷やすほうがいいのかが変わってきます。
・冷やしたほうがいい膝痛
急性の炎症症状がある場合
昨日・今日に起こったケガの場合は冷やしましょう。
転んで膝を地面に強打した(打撲)、膝を捻って痛めた(捻挫)、普段あまり運動をしないのに急に長距離を歩いたら膝が熱っぽくて腫れている、などこのように痛みに加え炎症が起こり熱感や腫れがある場合、冷やすようにしましょう。
上記のように急性の炎症が起こっているときに間違って温めてしまうと、余計に炎症がひどくなり痛みが増してしまいます。
・温めたほうがいい膝痛
慢性的な膝痛の場合
たまに痛みを感じるような膝痛や、ある程度の期間にわたり例えば変形性膝関節症のような、膝の疾患がある方は血流改善を目指したほうがいいので、温めるようにしてください。
熱っぽさや腫れなど炎症症状がない膝痛であれば基本的には温めていただいて結構です。
しかし、注意が必要な場合もあります。
例えば、慢性的な膝痛をお持ちの方が膝を捻挫してしまい急性の炎症が起こった、このような状況の際には冷やす必要があります。
いずれにせよ、温めたほうがいい膝を冷やしてしまったりその逆のことをしてしまうと、どちらのパターンでも膝痛が増したり状態が悪くなってしまう可能性が高いと言えるでしょう。
家族のアドバイス通りに膝を冷やしたら余計に痛くなってしまった60代女性
膝を痛めて冷やしたら余計に痛くなってしまった60代女性
右膝の痛みにお困りで来院された60代女性患者さまのYさん。この方がまさに温めたほうがいい膝なのに冷やしてしまって余計に痛くなってしまったパターンに当てはまるので、ご紹介したいと思います。
どういった経緯で冷やすことになったのかですが、簡単に言うとYさんがご自宅で膝が痛いと訴えているとご主人から「冷やしたらえーねん、楽になるで!」との助言があったそうでそれに従って冷やすことに。
すると、少し時間が経ってからだんだんと痛みが強くなってきて、翌日1日様子をみるもどうしても治まらないということで、かかりつけの整形外科に行かれたそうです。
床に正座や横すわりをしていたことで膝への負担が大きく
そもそも、冷やすより以前になぜYさんの膝が痛くなったのかが気になる方もおられるかと思います。それはというと、その日の買い物帰りにマンションのエントランスで顔馴染みのおばあさんとたまたま出会ったそうです。
そして、おばあさんは暇してるからとYさんを自宅に招きお茶でもしようとなったそう。
せっかくだからとその提案に乗って、お茶しながら楽しくお話をして、とそこまでは良かったのですが問題は体勢にありました。
おばあさん宅のリビングは床に座るスタイルだったようで、最初は正座、足がしんどくなってくると崩して横すわり、基本これのどちらかでかれこれ2時間ほどおしゃべりをしておられたとのことでした。
普段、あまり正座や横すわりをすることのないYさんがいきなり長時間にわたりそのような座り方をしたことで膝に痛みが起こったのだと思われます。
60歳手前で両膝ともに変形性膝関節症と診断され
そんなことで、と思われる方もおられるかもしれませんが、Yさんは60歳手前で変形性膝関節症と診断されています。さらにいうなら両膝のうち、ちょっと右のほうが度合いが強いそうで、そういったこともあり床での座り姿勢が続いたことで膝が痛くなってしまったんでしょう。
ちなみに、60手前で変形性膝関節症と診断されてからこれまでずーっと痛いわけではなく、リハビリやご自身でのセルフケアの甲斐もあって調子よく過ごせていたとのことでした。
病院に行き様子をみるも痛みは引かず
話を痛めた翌日の整形外科へと戻します。
整形では、レントゲンを撮り以前の画像と比べて特に問題はなかったようで、痛み止めと湿布をもらって帰ってきたとのことでした。
薬を服用し湿布を貼って数日経ってもあまり良くならなかったとのことで、当院にご連絡くださったという流れです。
今回のYさんの膝は、炎症が起きていてもおかしくないのですがそうではありませんでした。
膝痛の原因は筋肉・腱の緊張と関節のズレ
触診や検査を行なってみると、右の膝周りの筋肉や腱の緊張が強くさらには膝の関節のズレが起こっていました。それにより通常の生活動作をする中でも常に膝に負担がかかっている状態なので、なかなか痛みが治まらなかったわけです。
当院では、右膝周りの筋肉や腱の緊張を取り除きつつ、関節のズレを正常な状態へと戻すように手技にて施術していきました。
また、右膝を庇って体全体のバランスも悪くなっていたのでそちらも併せて整えていきました。1回の施術である程度良くなっても、日が経てばまた少しズレてしまったりということがありましたがYさんが真面目に計画通り通院してくださったこともあり、計4回で痛みも取れ関節の状態もバッチリに。
ご主人に悪気があったわけでもないですし、今回のYさんの場合は温める、冷やすの判断がかなり難しい状況だったというのは付け加えておきたいと思います。
最後に
いかがだったでしょうか。
膝痛でも、どのような疾患なのかやその時々の状態によっても冷・温どちらが良いかが変わってきます。
基本的には冒頭でお伝えした通り、急性の炎症があれば冷やす、それ以外は温めるという考え方で結構です。
しかし、Yさんのような際どいパターンや一般の方では判断しづらい、そんなこともあるかと思います。
そういうときのとっておきは、どちらも行わない、これに尽きます。明らかにどちらをすべきかがわかる場合はいいですが、そうでないなら一か八かの賭けにでるようなことはせずに速やかに専門家に診てもらうようにしましょう。
かかりつけのお医者さんがおられる方はそちらで、かかりつけがない場合は当院でも膝痛に対する施術を行なっていますので、ご相談いただければと思います。
(監修:柔道整復師 山下 暢士)
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