こんにちは。大阪市中央区谷町六丁目にあります、ヤマシタ整骨院院長の山下です。
今回は肩こりで歯が痛くなったり、浮いた感じがするという方のご参考になればと思い書いております。
もしあなたの周りでこのような症状にお困りの方がおられましたら、ぜひその方にもこのブログをシェアしていただければ大変嬉しく思います。
肩こりで歯が痛い、浮いた感じがする そんな場合は何科に行くべきか
そもそも肩こりで歯にまで影響が出ることはある?
肩こりがない方からすれば肩こりで歯に影響、と言われてもピンとこないかもしれません。しかし、症状のひどい肩こりがある方はこれまでに実際に歯が痛くなったり浮いた感じを経験されたことがあるのではないでしょうか。
では、実際に肩こりが原因で歯に何かしらの影響が出ることがあるのでしょうか。
結論から言いますと、大いに起こり得ます。
なぜかというと、不良姿勢による肩こりの場合、正常な姿勢の時と比べ頭の位置が前にズレている状態となります。
首が前方に傾き頭が前へ出ると、下あごの骨にくっ付きそこから頭や首のほうへと続く筋肉が過度に引っぱられることになります。過度に引っぱられ緊張したそれらの筋肉に下あごが後方に引っぱられます。当然下あごには下の歯がくっ付いているので、正常なアゴの噛み合わせが乱れてしまいます。
噛み合わせが乱れた結果、歯が痛くなったり浮いた感じがする、ということが起こり得るのです。
このことから考えられるのは、慢性的な肩こりの方のほうが歯に影響が出にくく、例えば普段はほとんどデスクワークをしない肩こりもない方がたまに長時間のデスクワークを数日続けた結果、姿勢が崩れて肩こりが出てきたりすると、同時に歯にまで症状を感じたりすることが考えられます。
要は、普段は肩こりもそんなになかったり、姿勢も悪くないような方が不良姿勢になるようなことや肩こりがひどくなるような、一気に状態が変わることをした際に影響が出やすいということです。
卵が先が鶏が先か問題
では、逆に歯が痛い、というのから始まって肩こりが起こることはあるのでしょうか。
卵が先が鶏が先か問題ではないですが、このパターンの場合でも肩こりが起こる可能性があります。
例えば虫歯がひどくて痛みがある場合、虫歯がなかった時とは食べ物の噛み方や力の加減、噛み合わせも変わってきます。
そうなると、片方のあごだけに負担がかかりあご周辺や首の筋肉のバランスが悪くなってしまいます。そういった状況がしばらく続けばやはり、筋肉のアンバランスさや過度な緊張により肩や首のこりが起こるということです。
なので、それぞれ原因は違いますが歯はじまりでも肩こりは起こるし、肩こりから歯痛が起こることもあるということです。
何科にかかるべきかの判断基準
先述したお話から、どちらが起因して肩こりになっているのか、または歯痛が出ているのかが把握できれば何科にかかればいいのはわかりやすいですよね。
「上奥歯の虫歯のせいで肩・首こりになってるわ。」こういう方であれば、もちろん歯科に行っていただければいいですし、「肩こりのない私が普段しない長時間の車の運転で肩こったわー、そんでもって歯まで浮いた感じするわー。」って方だと、整骨院や整体院に行っていただければいいですよね。
ですが、たぶん歯や歯茎に問題はないし急に肩こりがひどくなるようなこともしていないのに歯が痛くなったり浮いた感じがした場合、何科にかかればいいのかの判断が難しいですよね。
このようにご自身での判断が難しいときは、かかりつけがある方はまずはそこに行かれてみるのがいいと思います。
例えば、歯が痛くなったときにいつもお世話になっている歯科があるのであればそちらにかかってみられたらいいですし、そういった歯医者はないけど定期的に行っている整骨院があるのであればそちらの先生に相談してみてください。
いずれの場合でも、ちゃんとした先生であれば適切な処置なりアドバイスをくださるでしょう。仮にかかりつけの歯科に行った際に、もしあなたの歯痛が歯に問題がなくて姿勢から来ているものだっとすると歯科医の先生は「歯や歯茎は問題ないから今日は清掃だけしておくね。歯痛の原因は肩こりから来てそうだから整骨院や整体院のようなところへ行ってみたらどう。」と、こんなふうなことを言ってくださるのではと思います。
歯が痛くて歯医者に行ったけど肩こりの治療をしたら良くなった40代女性
30歳頃から肩こり発症でつらい時はマッサージへ
当院のお近くにお住まいでネットで探しご来院された40代女性患者さまのHさん。肩や首のこりにお困りでした。
Hさんは主婦業に加え実家のご商売のお手伝いをされています。お手伝いと言っても週に4〜5日間わりとみっちり働かれており、お手伝いの域を超えているような感じです。お仕事の内容は主に事務的なことが多く座っての書き物やパソコンでの作業がほとんどとのことです。
問診にて詳しくお話を伺うと、訴えられている肩や首のこりは30代になったばかりのころからあったそうです。これまでは、症状がつらく感じたときにマッサージに行ったりして対処されていたそうです。
いつもと違うのは歯まで痛いこと
しかし、今回はいつもの肩こりの症状がつらくなったときとは違い歯まで痛くなったことがきっかけで当院に来られたということです。いつものつらい時というのは肩や首の筋肉のこり感が強くなって奥の方までズシーンと重痛くなるそうです。
歯が痛くなった際にHさんは「肩こりがひどくて歯が痛くなるとか浮く、とか聞いたことあるし。」とのことで、すぐにマッサージに行かれ1時間肩や首、頭など背中から上を中心にみっちりと揉みほぐしてもらったそうです。
マッサージ終了後、歯の痛みがなくなり安心したのも束の間、またすぐに痛みがぶり返してきて「これは、もしかして歯自体が悪いのかも!?」と思い歯医者さんに行くことを決められました。
Hさんにかかりつけの歯医者はあったものの、以前に定期検診に行くタイミングを逃してから長らく行っていなかったようですが、それまでの検診では特に問題はなかったそうです。
歯に問題はなく肩こりから来ているのかも
いざ、実際に歯医者さんに診てもらったところ、歯に問題はありませんでした。てっきり虫歯かなにかだと思っていたのに違ったので先生に尋ねたところ、「肩こりからきてるんじゃないですか。」と言われたそうです。それで、マッサージでもよくならなかったからそれ以外の選択として整骨院などの治療院をネットで探されて当院に行き着いた、そういう経緯になります。
Hさんは整骨院は以前にも行かれたことがありましたが、結構前に足首を捻った時に通ったくらいでそれ以後では当院が初めてということになります。どんなことをされるのかとても不安そうではありましがた、治療の流れや方法を説明させていただいたところ安心、納得いただけ治療へと進めていきました。
老眼が進行して不良姿勢に
いざ、お体を診させていただくと背中が丸まり姿勢が崩れている状態でした。主婦業とお仕事の生活スタイルは長らく変わっておられません。だとすると、そのほかに姿勢が崩れるなにかしらの要因があると思い、深掘りしていくことに。
そうすると、ここ数ヶ月で老眼が進んできているらしく、そのせいで知らず知らずのうちに書き物やパソコン作業の際にかなり姿勢が悪い状態のまま行ってしまっているのではないかということがわかりました。
これまでの肩こりはどちらかというと単純に血行不良により筋肉が硬くなってしまっていたのが、今回は不良姿勢で首が前に傾いて頭の位置が前に出てしまったことで歯にまで影響を及ぼしたと考えられます。
そういったことをお伝えすると、これまでと今回との肩こりの違いをご理解いただけ、なぜマッサージでよくならなかったのかも納得の様子でした。
姿勢を改善することで歯痛もなくなり
当院では逆に一切のマッサージは行わずに、整体療法にて各所関節や筋肉などを軽い力で操作して、Hさんのお体へ負担をかけないようにしながら姿勢を整えていきました。
これまでつらいときはマッサージを受けてこられていたHさんからすると、マッサージのような刺激が一切ない施術に最初は困惑されていました。しかし、刺激がなくともお体の変化は感じ取っていただけようで、初回の施術後には「頭や首の位置が変わったのがわかります!」とおっしゃっていました。
症状がひどくなる前の数ヶ月で徐々に姿勢が崩れていき、症状がひどくなっていったものなので1回で「ハイOK!」とはいきませんが、歯の痛みに関しては運良く初回の治療で取れました。その後は、初回にお伝えした治療計画通りに真面目に通院していただいた結果、2ヶ月ほどでほとんど肩や首のこりを気にすることなく生活できるようになりました。
途中、メガネを新調していただいたり、おうちで取り組んでいただきたいセルフケアをお伝えしたりしながら姿勢の改善と筋肉をゆるめることを行いました。今では、途切れていた歯医者さんの定期検診とほぼ同じようなサイクルで定期メンテナンスに来られています。
肩こりで歯に症状が出ると頭まで痛くなるものなのか?
歯と頭痛の関係
ここでも卵が先か鶏が先か問題ではないですが、肩こりで歯が痛くなった場合と実際に歯に問題があり肩こりになった場合のパターンごとにお話ししたいと思います。
まず、不良姿勢による肩こりで歯痛や歯が浮くといった症状が現れた場合、頭痛も起こる可能性はあります。
歯痛などが起こるのは、下あごにくっ付いている筋肉が引っ張られるからというお話をしましたが、頭痛も同じで首が前傾し頭が前に出ることで首の後ろ側の筋肉が下方向に引っ張られることになります。そうなると、首を介して頭の筋肉まで引っ張られ緊張させられてしまうので、いわゆる緊張性(型)頭痛として頭が痛くなるのです。
もう一つのパターン、実際に虫歯等で歯に問題がある場合でも頭痛は起こり得ます。
頭痛が起こるメカニズムは歯に問題があり肩や首こりが起こる場合と同じです。噛み合せがおかしくなった結果、あごや首の筋肉のアンバランスさや過度な緊張が生まれます。そういった状況が続き症状がひどくなれば頭痛が起こっても何ら不思議はありません。
どちらのパターンでも頭痛が起こる可能性があるということになります。
最後に
いかがだったでしょうか。歯も痛いし肩や首のこりもひどいとなると、なにをするにしても集中できないと思いますし、ツラくてたまんないですよね。
そんなとき、歯医者に行くべきか整骨院に行くべきかわからなければお気軽に当院にご相談くださいませ。
(監修:柔道整復師 山下 暢士)
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