こんにちは。大阪市中央区谷町六丁目にあります、ヤマシタ整骨院院長の山下です。
今回は患者さまからのご質問にお答えしていきたいと思います。
ご質問の内容としては、「朝起きたときに足の裏が痛いんですがこれは何なんですか?」というものです。
足の裏の痛みの原因は様々ですが、今回ご質問いただいた患者さまの症状をもとにお答えしていきたいと思います。
起床時の足裏の痛みや歩くと足裏が痛いという方はぜひ最後までご覧くださいませ。
朝起きたときに足裏が痛い!一体どんな疾患の可能性があるのか?
足裏の痛みは何かの病気?
・起床時、ベッドからおりて最初の歩き出しが痛い
・座っているところから歩き出したときに痛む
・立ち仕事をしているとだんだんと痛くなってくる
・かかとあたりや足裏を押すと痛い
・痛くはないけど足の裏につっぱり感がある
足の裏の痛みでお困りの方の中には上記に当てはまるものがあるのではないでしょうか。
足の裏が痛くなる疾患にはどんなものがある?
では、実際足の裏が痛くなる疾患にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
・関節炎
痛風や関節リウマチなど
・ケガ
かかとや足の甲や指の骨折 足裏の打撲など
・使い過ぎによる痛み
歩き過ぎや走り過ぎにより筋肉や腱、神経、骨などの組織を痛めてしまう
(ex.足底筋膜炎 疲労骨折など)
・変性疾患
加齢やその他の要因により足が変形することで痛みが起こる
(ex.外反母趾 扁平足など)
・神経障害
足裏にある神経が障害されることで痛みやしびれが起こる
(ex.モートン病 足根管症候群など)
今回は各疾患の詳しい説明は割愛させていただきますが、上記の疾患や病気がもとで足裏に痛みが起こる可能性があります。
患者さまの足裏の痛みは足底筋膜炎
そして、この度のご質問をいただいた患者さまが上記のうちどれに該当するかというと、『使い過ぎによる痛み』でした。
具体的には足底筋膜炎という疾患となります。
では、足底筋膜炎とはどのような疾患なのかを見ていきましょう。
足底筋膜炎とは
足の裏にある足底筋膜(足底腱膜)という組織が炎症を起こすことで痛みが起こる疾患です。
足底腱膜炎とも言います。
足底筋(腱)膜に炎症が起こる要因は
アーチ型になっている足の土踏まずを支えている足底筋膜は、足への衝撃を和らげるクッションの役割をしています。このクッション機能を果たしている足底筋膜が使い過ぎやその他様々な要因によって過度に負担がかかり、足底筋膜の付け根部分であるかかと付近で特に大きなストレスがかかり炎症が起こります。
足底筋膜炎を発症する具体的要因とは
・足裏に繰り返し強い衝撃がかかる
強度の高いスポーツを日常的にされている方やお仕事で硬い地面や床の上で作業されたり歩いたりしている方。このような方は足裏に繰り返し強いストレスがかかることとなり、足底筋膜に炎症が起こる場合があります。
・靴に問題がある
スリッパやサンダル、クッション性の少ないものや底の硬い靴を普段履きにされている場合は足底筋膜に大きな負担がかかり炎症が起こることがあります。また、ソールにクッション性があってもサイズの合っていない靴では、靴の中で足が動いてしまい正しい足の使い方ができません。この場合でも足底筋膜に負担がかかってしまいます。
・ふくらはぎやアキレス腱が硬い
ふくらはぎやアキレス腱が硬いと歩いたり走ったりする際の動作を足底筋膜で補い負担が増すので結果として足底筋膜の炎症につながることになります。
・加齢や疲労の蓄積
スポーツでの使い過ぎ、立ち仕事や硬い地面での作業などにより足に疲労が溜まることで足底筋膜が硬くなり、そうなることでクッションの役割がうまく果たせなくなり炎症が起こることがあります。また、加齢によっても足底筋膜は硬くなります。
・個々の足のアーチの違い
足のアーチの形は人それぞれです。もともとアーチが高い人がいれば低い人もいます。高すぎても低くても歩いたり走ったりする際に負担がかかりやすくなり、足底筋膜の炎症につながる恐れがあります。
起床時に足の裏が痛いときのセルフケア
足裏を硬くしないことが足底筋膜炎の改善・予防につながります
ここでは足底筋膜炎の方が簡単にできるセルフケアをお伝えいたします。
注意点:セルフケアを実施した際に痛みが強くなるようであれば無理をして続けずにすぐに中止するようにしてください。
足裏のストレッチ
床に座った状態でストレッチを行うほうの足を前に出します。一方の手でかかとを、もう一方でつま先を掴みます。この際、足首は手前に曲げた状態です。
つま先を掴んでいる手を足指を反らすようにして自分のほうに引きあげます。足の裏が伸びていることを意識しながらゆっくりと行いましょう。
足指を反らす動作を5〜10回を1セットとして1日3セット行いましょう。
足指でグー・チョキ・パー
意外とできない方も多い足の指でのグー・チョキ・パー。これをすることで足裏の筋肉を鍛えることができます。グー・チョキ・パーができる方は大きい動作を心がけて行いましょう。足指でのグー・チョキ・パーができない方は、最初は何となくでもいいので足指でグー・チョキ・パーの動きを繰り返しやってみましょう。そうすると、だんだんと思い通りに動かせるようになってくると思います。
最後に
いかがだったでしょうか。足の裏の痛みを訴えられる方は少なくありません。すべてが足底筋膜炎というわけではありませんが、足底筋膜炎の場合も多々あります。
使い過ぎだからといって宙に浮きながら移動でもできない限り使わないことが難しい足なので、なかなかすんなり改善しないことも考えられます。
しかしながら、セーブできるところはセーブしながら使うところは使いながらでも良くしていくことは可能です。
起床時に足裏が痛い、歩いているうちに足裏が痛くなってくるなどの症状でお困りでしたら今回お伝えしたセルフケアに取り組んでいただき、それでも改善がみられなければ一度当院にご相談くださいませ。
(監修:柔道整復師 山下 暢気)
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