こんにちは、大阪市中央区谷町六丁目にあるヤマシタ整骨院院長の山下です。
今回はテニス肘についてのブログとなります。
テニス肘になってしまうと、テニスのバックハンドのときに痛かったり、重たい物を持つと痛かったりと、趣味や仕事のみならず日常生活にまで影響が出てしまうことも。
腕を使うたびに痛みが出ると、どうにかして痛みをマシにできないか、と画策される方もおられるかと思います。
そんな時に一番に思い浮かぶのが、冷やしたり温めたりといった方法ではないでしょうか。
どなたでも簡単に行える方法なのでいざテニス肘に、と思っても冷と温のどっちをすべきか迷ってしまったりしませんか。
今回はそのような方に向けて、テニス肘は冷やすのか温めるのか、どちらのほうがいいのかをお伝えしていきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
テニス肘とは
正式には『上腕骨外側上顆炎』と言います。
前腕の外側の筋肉の付け根部分である肘関節に炎症が起こり、痛みが現れます。
テニス以外でもバドミントンや卓球などのスポーツ、腕や手首を酷使する職業で起こることがあります。
手首や腕の使いすぎ、加齢による筋力の低下などが原因として考えられています。
以前のブログで詳しく解説していますので、そちらも併せてご覧ください。
テニス肘は冷やす?温める?どっち
時と場合によりけりです。
・痛みの出始めと炎症が強いときは冷やす
テニス肘の痛みの出始め(初期)の炎症期は、冷やしていただいて結構です。
また、慢性的なテニス肘の場合でも、腕を極端に酷使して炎症が起こった際には冷やしてください。
冷やし方は、氷水の入ったバケツや桶にで、きれば肘だけでなく前腕(肘から手首)までを浸けて15分程度行いましょう。
氷嚢をお使いの場合は、痛みのある箇所に当てて15程度冷やしましょう。
・慢性的なテニス肘は温める
テニス肘になって、数ヶ月経つような慢性的な症状の場合は温めるようにしてください。
慢性的なテニス肘の場合は、肘や周辺の筋肉が硬くなり血行も悪くなっているので冷やしてしまうと逆効果です。
温める方法で一番いいのは、毎日湯船に浸かることです。
それが難しい場合は、40℃程度のお湯をためたバケツや桶に、できれば肘だけでなく前腕まで浸けて温めるようにしましょう。時間は15分程度で結構です。
最後に
いかがだったでしょうか。
冷やしたり温めたりといった簡単に行える処置でも、テニス肘のそのときの状態によって違ってきます。
温めたほうがいい時に冷やしてしまって、余計に痛くなってしまった。
このような方も少なくありません。
そのようなことにならないためにも、ご自身の今の肘の状態を知ったうえで冷やしたり温めたりを行なっていただければと思います。
また、冷やしたり温めたりだけでは、なかなか改善していかないのがテニス肘です。
テニス肘の痛みにお困りでしたら、当院までご相談ください。
(監修:柔道整復師 山下 暢士)
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