こんにちは、大阪市中央区谷町六丁目にあるヤマシタ整骨院院長の山下です。
今回はテニス肘についてのブログとなります。
「ドアノブを回そうとしたら肘の外側に痛みが！」
「肘や腕が痛くて雑巾絞りができない」
「肘の痛みのせいで趣味のテニスができなくてつらい」
このように肘の痛みで、家事や育児、趣味のスポーツができなくて困っているという方がおられるのではないでしょか。
もしかするとその肘の痛みはテニス肘かもしれません。
今回は、肘の外側が痛くなるテニス肘、その原因についてお伝えしたいと思います。
テニス肘にお困りの方は、ぜひ最後までお読みください。
テニス肘とは
正式名称は上腕骨外側上顆炎
通称テニス肘、正式には『上腕骨外側上顆炎』と言い、前腕の外側の筋肉の付け根部分である肘関節に炎症が起こり、痛みが現れます。
なぜテニス肘と言うかというと、テニスのバックハンドによって起こることがあるからです。
ですが、テニス以外のスポーツや職業によってもテニス肘になることがあります。
テニス肘になりやすいスポーツ
テニス以外では、ゴルフや卓球、バドミントンや剣道もテニス肘になりやすいとされています。
これらもテニス同様に、ラケットなどの道具を使うわけですが、その際の動作の繰り返しで腕を酷使し手首や肘に負担がかかり、テニス肘になってしまうのです。
テニス肘になりやすい職業
職人や料理人、整備士、清掃員などなど多種多様なお仕事でテニス肘になる可能性があります。
重たい物を持つ、フライパンをふる、工具を使うなど、いずれも仕事となると反復・継続して腕や手首に負担がかかり、結果として肘部分に炎症が起こることでテニス肘になってしまいます。
テニス肘に性別は関係なし
男女どちらにも起こることはありますが、比較的筋力の弱い方で起こりやすいです。
テニス肘になる原因
たまのテニスで、数回バックハンドで打ったからといって起こるようなものではありません。
大きく関わってくるのは肘への度重なる負担です。
要は、使いすぎによって起こるのがテニス肘ということです。
他には、加齢による腕の筋力の低下や肘の腱の強度の低下があげられます。
なので、中年以降で多く発症するのにはそのような要因もあります。
テニス肘の具体的な症状
・肘の外側の痛み
物を持ち上げる、物を握る、雑巾を絞る、ドアノブを回すなどの動作で痛みが起こったり強くなります。
・握力の低下
軽い物でも持ち上げることがキツくなる場合があります。
・肘以外の痛み
肘だけでなく前腕や手首にまで痛みが広がることがあります。
・手首を動かした時の痛み
手首を反らしたりひねる動作で痛みが起こります。
最後に
いかがだったでしょうか。
肘だけでなく時には前腕や手首までも痛くなることのあるテニス肘。
テニスをしない方でも大いに起こり得るのが怖いところではありますし、実際にテニスをされない方のテニス肘による来院はとても多いです。
利き手の肘や前腕が痛いとなると、仕事や日常生活に大きな支障があってもおかしくありません。
中には、1年ほど放置したのち施術に来られた方が過去いらっしゃいましたが、その方は改善するのにそれなりの期間を要することになりました。
そうならないためにも、ちょっとした肘の違和感や痛みがある初期の段階で施術を受けられることをお勧めいたします。
早いうちにとりかかれば長引くような疾患ではありません。
テニス肘による肘の痛みにお困りの方は、今すぐ医療機関を受診するようにしてください。
（監修：柔道整復師 山下 暢気）
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