こんにちは、大阪市中央区谷町六丁目にあるヤマシタ整骨院院長の山下です。
今回はテニス肘についてのブログとなります。
「ドアノブを回そうとしたら肘の外側に痛みが!」
「肘や腕が痛くて雑巾絞りができない」
「肘の痛みのせいでテニスの誘いを断っている」
テニス肘になってしまうと、日常のちょっとした手の動作でも肘に痛みが走って鬱陶しいですよね。
利き腕とは反対の手を使おうと思っていても、上手く使えないから結局テニス肘のほうの利き手を使ってしまい痛みが出る。
その痛みをどうにかしようと、中には湿布を貼っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、テニス肘の痛みに対して湿布は効くのかどうかをお伝えしていきたいと思います。
テニス肘で湿布を貼ろうかどうか迷っておられる方は最後までご覧ください。
テニス肘とは
正式には『上腕骨外側上顆炎』と言います。
前腕の外側の筋肉の付け根部分である肘関節に炎症が起こり、痛みが現れます。
テニス以外でもバドミントンや卓球などのスポーツ、腕や手首を酷使する職業で起こることがあります。
手首や腕の使いすぎ、加齢による筋力の低下などが原因として考えられています。
以前のブログで詳しく解説していますので、そちらも併せてご覧ください。
テニス肘の痛みに湿布は効くのか
湿布とは
湿布は貼るタイプの消炎鎮痛剤です。
湿布に付いている薬剤が皮膚から吸収されることで、薬効成分が患部に浸透し炎症を抑えてくれます。
湿布には冷感・温感とありますが、皮膚の表面的な感じ方の違いなのでお好みで使い分けてください。
テニス肘に対する湿布の効果
炎症が起こっているときは効果あり
テニス肘を冷やしたほうがいい場合の解説をした以前のブログにもありますが、痛みが出始めた時や慢性的なテニス肘でも腕を酷使して炎症症状が強く起こり熱感がある場合は、湿布の効果が見込めるでしょう。
一方、テニス肘発症から何ヶ月も経ち慢性化しているのであれば、湿布の効果はほぼ見込めないと思われます。
湿布を貼る際の注意点
肘に炎症があり湿布を貼る場合、肌がかぶれないように様子を見ながら貼りましょう。
例えば毎日、長時間に渡り貼っていると肌はすぐにかぶれてしまうと思います。個々の肌の強い弱いはあれど、あまり長時間・長期間貼るようなものではありません。
湿布の用法をよく確認され、炎症がある程度おさまったら使用をやめるようにしていただければと思います。
最後に
いかがだったでしょうか。
身近にある湿布ですが、意外といつどのように貼るのがベストなのかわからない、という方もいらっしゃっるかと思います。
朝に貼ってから夜まで貼りっぱなしで肌がかぶれてしまった、という方も珍しくありません。
テニス肘に対しては炎症が起こっている際に貼るのがベストです。
かといって、湿布だけでテニス肘が根本的に改善するわけではありません。
テニス肘の根本的な改善にはやはり治療が必要になってきます。
当院でも施術を行なっておりますので、テニス肘の痛みにお困りでしたら一度ご相談ください。
(監修:柔道整復師 山下 暢士)
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