こんにちは。大阪市中央区谷町六丁目にあります、ヤマシタ整骨院院長の山下です。
今回は息苦しさや呼吸のしづらさを伴う肩こりについて書いております。
肩こりがありなんとなく息苦しくて呼吸がしにくいという方はぜひ最後までお読みくださいませ。
息苦しさの原因は肩こりからきているかもしれません
肩こりの症状は人それぞれ
肩こりと聞くと、症状は肩やその周辺の筋肉が硬くなっていて痛かったりダルかったりする、そういったイメージではないでしょうか。
一般的な肩こりの症状としては、まさに上記の通りですなんですが、感覚的なものとしては人それぞれいろいろな表現をされます。
肩こりの度合い(重症度)によりますが、こわばる、ダルい、重たい、痛い、と表現される方が多いです。中には、冷たく感じる、凝ってる方とそうじゃない方とで感覚が違う、というふうにおっしゃる方もおられます。
肩こりと息苦しさって関係あるの?
先述した症状のほかにも、肩こりで当院を受診される方の中には息苦しさを訴えられる方もおられます。患者さま自身も「肩こりと関係ないと思うんですけど…」と前置きされたうえで、息苦しさについてもお話してくださいます。
では実際問題、肩こりと息苦しさは関係あるのでしょうか。
肩がこっているということは、肩や首の筋肉が過度に緊張し硬くなっている状態です。筋肉の過緊張は酸素や栄養不足によって起こります。筋肉がそういう状態になっているということは呼吸が浅く十分に酸素が取り込めておらず、結果として体全体の血流がよくないということです。
また、肩こりの程度がひどくなると、肋骨や横隔膜の動きが悪くなり余計に呼吸がしづらい状態となます。こうなると、肺に十分な空気が取り込めずに肩こりの症状とあわせて「なんだか息苦しいなぁ。」と感じる場合が出てくるのです。
息苦しさを感じるもう一つのパターンとして、不良姿勢の傾向が強い場合です。
一番わかりやすいのは、かなりの猫背です。一つ試していただきたいのですが、意識的に背中を丸くして巻き肩になるがごとく両腕を体の前に持ってくるような体勢を作ってみてください。
写真ではかなり大袈裟にしていますが、このような状態で深呼吸をしようとしても、通常の深呼吸のようには空気を取り込めなくないですか?
このように、猫背で姿勢が悪かったり肩こりがひどくて肩や背中の筋肉が硬くなると、呼吸がしづらく息苦しさを感じることもあるのです。
息苦しさ≒呼吸が浅い
では、呼吸が浅いとどういった影響があるのでしょうか。
・肩や首のこり
先述した通り、呼吸が浅いと当然肩や首こりの要因となります。肩がこっているから呼吸が浅くなる→呼吸が浅く酸素が行き渡らないから良くならない、と卵が先が鶏が先か的な話になってきますが、このような負の連鎖に陥るとどんどんと症状がひどくなってしまいます。
肩や背中、横隔膜など呼吸のために働く筋肉は空気(酸素)を取り込もうと一生懸命になるので、さらに負担は増し肩こりに留まらず体全体のこわばりの原因になることがあります。
・疲れやすくなる
呼吸が浅くなると、体内でのエネルギーの産生効率が悪くなり代謝が低下してしまいます。その結果、疲れやすくなったり、いつもだるい、といったような状態になります。
・自律神経が乱れる
「ヨガや瞑想、深呼吸で自律神経を整えましょう!」このような文言を見聞きされたことがあるかもしれません。浅い呼吸しかできない状態だと自律神経の交感神経が優位となり、いわばスイッチオンの攻撃モードがずっと続くような状況です。逆に言えば、スイッチオフのお休みモードに切り替わりにくい状態なので、不眠や血行不良など自律神経系の様々な症状が現れる可能性も考えられます。
・脳の酸素不足
人間の脳はかなりのエネルギーを消費する臓器です。呼吸が浅いと、エネルギーを生み出す効率が悪くなるのと同時に脳に酸素が十分に行き渡らなくなってしまいます。
そうなると、脳の働きも悪くなり集中力が低下します。
肩こりの自覚症状はないけど、なんとなく呼吸がしづらく息苦しいと感じていた40代男性患者さま
全身のダル重さと息苦しさ
当院近くにある会社にお勤めの40代男性患者さまのNさん。体全体のダル重さを訴えられていましたが、特に頭と脚がしんどいとのことでした。
詳しくお話を伺うとお仕事は7割がデスクワーク、3割が外回りで、40歳を過ぎたころから疲れやすさを感じておられ、お仕事に集中できないほどの頭や脚のダルさが出だしたのは来院される1ヶ月ほど前からということでした。
Nさんが訴えられているのはあくまで体全体のダル重さですが、デスクワークが多いので肩こりや腰痛はないのかを確認したところ、自覚症状はないとのこと。
ですが、問診を進めていくなかで「こちらで言っていいのかどうかわかりませんが日頃から息苦しさがあります。」とおっしゃっていました。こちらとしては精神的な部分でおっしゃっているのかと思い、さらに確認させていただくと「実際に呼吸がしづらくて体に酸素が入ってこない感じです。」と表現されていました。
家庭のゴタゴタで仕事もうまくいかず
問診後、お体をチェックさせていただくと肩や首、背中の筋肉はかなり硬く強張っており体の動きもNさんの予想に反して悪い状態でした。
Nさん的には自覚症状はないとのことですが、お体としてはきっちりと肩こりが見てとれました。
問診と検査の結果、Nさんの体全体のダル重さや息苦しさは呼吸が浅くなっていることで起こっている症状でした。自覚されていなかった肩こりに関しても、体への酸素不足や血行不良が引き起こしているものと考えられます。
そういったところを、Nさんにお伝えすると息苦しさについても大いに納得されスムーズに施術に進むことができました。
訴えられていた症状は来院される1ヶ月くらい前から、というお話でしたがそのさらに少し前からご家庭内でややこしい問題が起こりかなりのストレスがあったそうです。頭を悩ませるその問題のせいで夜もぐっすり寝られずに、そうなるとお仕事にも影響が出てミスをしてしまうこともあったそうです。
回を重ねるごとに頭がクリアになりました
どうやらストレスのせいで自律神経が乱れ、さらに呼吸が浅くなり体全体の重ダルさに繋がったのでしょう。
治療としては、エネルギー産生効率を高めるためにドイツ製の治療機器、ハイチャージを使用し、そのあとに整体治療を行なっていきました。整体を行うことで、自律神経を整え全身の血流改善や筋肉を緩め呼吸がしやすい体を作るべく調整していきました。
Nさんはご家庭の問題のことで自宅に帰りたくなかったのかどうかはわかりませんが、こちらから提案させていただいた計画通りに通院され、みるみるうちに元気になっていかれました。
Nさんからも「回を重ねるごとに頭がクリアになっていく感じがして、ちゃんと体に酸素が行ってるんやろなって思います。」とご自身のお体の変化をしっかりと感じられているご様子でした。
初来院から4ヶ月ほどで頭を抱えておられた問題も解決し、そこからはさらに調子が良くなっていったように思います。今では見るからにエネルギッシュな感じでバリバリとお仕事をされています。良いコンディションで毎日快適に過ごしていただいており、こちらとしても嬉しい限りです。
ツラい肩こりで息苦しくて呼吸がしづらい時にやっていただきたいこと
簡単に行なっていただける3つのこと
・深呼吸
毎日ラジオ体操やなにかしらの運動をされている方でなければ普段なかなか深呼吸はしないものです。意識的に深呼吸を行うだけでも、自律神経を整える作用がありますし呼吸に必要な筋肉を緩めることにも一役買ってくれます。
深呼吸というと、どうしても吸うことばかりに意識がいきがちですがまずは思いきり吐き切ってください。肺の中の空気を出し切ると深く吸うことができます。
・運動
運動と言ってもキツかったり激しいものは必要ありません。お散歩やウォーキング程度の軽い運動で結構です。
適度に体を動かすことで全身の血流促進にもなりますし、ストレス軽減にも効果的です。また、適度に心拍数も上がり自然と呼吸がしやすくなります。
・入浴
普段シャワーで済ませている方は湯船に浸かるようにしてみてください。体を温めることで血行が良くなり筋肉もゆるみます。リラックス効果もあるので、心身ともに緊張がほぐれて呼吸がしやすくなります。
まとめ
いかがだったでしょうか。肩こりの方がみなさん息苦しさを感じておられるかというと、そうではありません。しかし、中には呼吸がしづらく息苦しくてツラい思いをされている方もおられます。
自分のことだ、と思われた方はまずは深呼吸や入浴といった今日からでもすぐにできることからやってみてください。それでも肩こりがツラい、呼吸がしづらい、そんな場合は一度当院にご相談いただけましたら幸いです。
(監修:柔道整復師 山下 暢士)
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