腰痛でお尻にしびれや痛みがある場合の原因と対策

こんにちは。大阪市中央区谷町六丁目にあります、ヤマシタ整骨院院長の山下です。

 

今回は腰痛にともなうお尻の痛みやしびれについて書いております。

 

腰痛があり、さらにお尻にまで痛みやしびれの症状がある方はぜひ最後までご覧くださいませ。

腰痛で痛くなるのは腰だけではない!お尻まで痛くなる原因は?

腰以外にお尻に痛みやしびれが出る原因は?

慢性的に腰痛がある方や過去に腰痛を経験されたことのある方の中には、腰だけではなくそれ以外のところに痛みを感じられたことがあるかもしれませんね。

 

痛みのある腰をかばって腰以外のところが痛くなるということはよく起こることではあります。そなんなかで痛みが起こりやすいのがお尻の筋肉です。

 

では、お尻が痛くなる理由はどういったところにあるのでしょう。

 

①腰やその周辺に病気がある

代表的なところで言うと、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などです。これらの病気は、背骨の腰部分や神経の通り道に様々な要因により変性が起こることで、神経に悪さをし腰だけでなくお尻までしびれや痛みの症状が現れることがあります。この時に起こるしびれや痛みはいわゆる坐骨神経痛です。

 

②座っている時間が長い

デスクワークの方や車の運転をお仕事にされている方はどうしても座っている時間が長くなってしまいます。座っている時間が長いと、単純に上半身の重さがお尻にモロにかかってきてしまいます。そうなると、お尻の筋肉は圧迫され血流が悪くなり、やがて痛みとして現れる場合があります。

また、同じ姿勢が長く続くということは、腰やお尻、太ももの筋肉を動かすことが少ないということです。筋肉は動かさないと血流も悪くなってしまいますし、硬く緊張してしまいます。

 

さらに言うと、座っているイスの座面が木製で固かったり、クッションがへたっていたりすると、余計におしりの筋肉に負担がかかります。

 

このような理由から、座り姿勢が長いとお尻が痛くなることが考えられます。

 

③立ち方や座り方にクセがある

長時間の座位が問題だと前述しましたが、長時間の立ち姿勢の場合でもお尻が痛くなる可能性があります。立ち姿勢が長くとも、ウロウロと動き回っている分にはさほど問題はありません。お尻や腰にとってダメージが大きいのは立ったままジッとしていなければいけない場合です。イメージ的にはイギリスのバッキンガム宮殿の近衛兵みたいに、同じ場所でマネキンのようにジッと立っていると座っている時と同様に、血流が悪くなり筋肉も固まってしまいます。

少し話が逸れてしまいましたが、クセという部分で言うと真っ直ぐ立つのではなく『気をつけ、休め!』の休めのときの姿勢のように、どちらか片方に重心を乗せる立ち方がクセ付いている方はその方のお尻が痛くなることがあります。

 

座り方のクセで言うと、『脚を組む』 『あぐらをかく』 『イスに浅く腰をかけ背中をガッツリと背もたれに預ける』、このような座り方をよくされる方は骨盤の片側に加重されたり、骨盤の角度が後ろに傾いたりと、お尻の筋肉に負担がかかるだけではなく骨盤や背骨にも悪影響を及ぼし姿勢の悪化につながります。

 

 

お尻のどのあたりに痛みが出るのか

次はお尻のどの部分に痛みが出やすのかを見ていきましょう。

腰痛に加え、お尻が痛いと訴えられる方が実際にお尻のどのあたりが痛いのかはだいたい以下のようなパターンに分かれることが多いです。

①お尻の真ん中あたりの奥の方

この部分が痛い方の多くが、お尻の深部の筋肉である梨状筋(りじょうきん)になんらかの問題があると考えられます。この筋肉が硬くなったり動きが悪くなると、その下を通る坐骨神経が障害され、脚にまで痛みやしびれが起こることがしばしばあります。

 

②お尻の上の方

お尻の筋肉の中でも大きいものとして大臀筋(だいでんきん)や中臀筋(ちゅうでんきん)といった筋肉があります。これらの筋肉の血流が悪くなったりすることで硬くなり、痛みが起こることがあります。

 

③お尻の下の方

俗に言う尾てい骨や骨盤の骨の下部のあたりが痛くなることがあります。座り方が悪かったり、座位が長時間に及ぶなどした際に痛くなることが多いです。

 

 

腰痛だけど腰よりお尻の方が痛いと訴える40代男性患者さま

30歳で初めてのギックリ腰に

腰痛にお困りで来院された40代の男性患者さまYさん。谷町六丁目にお住まいで、お近くで整骨院を探されていたところ当院を見つけていただきご連絡くださいました。

 

初診時に問診にて詳しくお話をお伺いしました。Yさんは30歳くらいの時に初めてのギックリ腰を経験されたそうです。それまでは特に腰痛があるということもなく過ごされていたそうですが、最初のギックリ腰以降腰痛に悩まされているとのことでした。

 

最初のギックリ腰の時は、整形外科に行かれ、コルセットとお薬と湿布を処方されたそうです。それ以降も年に1〜2回はギックリ腰をやるようになってしまわれ、普段もなんとなく腰に痛みがあるそうです。

 

ギックリ腰になりそうな予感がするように

普段の腰痛にも波があり、お仕事が忙しかったり出張などの移動が多いとつらくなりギックリ腰に怯え、実際に「このままだとギックリ腰になりそうやな。」となんとなく感じるとのこと。

 

これまでは、ギックリ腰の予感がすれば早めにコルセットをしたり痛みが強ければ痛み止めを飲んだりして予防をされていたそうです。

 

そんなYさんですが、お知り合いに整体に通われている方がおられるようで、その方から整体なり整骨院なりでちゃんと診てもらったほうがいいと勧められたとのことでした。その言葉をうけて当院に来られた…のではなく、当院の前に違う整骨院に行かれていました。

 

お尻をグイグイとマッサージされ

Yさんの腰痛がひどくい時はいつも腰とあわせて左のお尻も痛くなるそうです。今回も同じ症状だったので、その旨を当院の前に行かれた整骨院の先生に伝えたところ、電気治療器を当てたあとに腰とお尻をグイグイとマッサージされたそうです。

 

その時にYさんは「痛い」と言っても、「これで血行が良くなるから!」と特に弱められることなく続けられ、その翌日に左お尻がとんでもなく痛くて歩くのもつらいほどになってしまわれたとのこと。

 

「次は3日後に来てください。」と整骨院から言われましたが、とてもじゃないけど行く気がしないけど、このままじゃそれこそまたギックリ腰になりそうだということで、当院にご連絡くださったということです。

 

マッサージされたくないのでまずは確認

ご予約をお電話でいただいき、その際に受付スタッフが席を外していたので院長の僕が電話に出たのですが、第一声が「そちらはマッサージされていますか?」というご質問でした。

 

その時僕は「この方はマッサージを希望されているんだな。」と思ったのですが、現にマッサージは行っていないので「マッサージはせずに治療します。」とお伝えしたのにご予約をお取りになられたのでちょっと不思議に感じていました。てっきり、マッサージしないと伝えるとお断りされると思っていたので。

 

その後、実際に来院されお話を伺って納得のやり取りでした。Yさんはマッサージを希望されていたのではなく、マッサージをしてほしくなかったのです。そりゃ、僕がYさんの立場でも1件目でそんな感じだったら2軒目行くのにも躊躇するレベルです。行く覚悟を決めても、とりあえずは第一にマッサージされるのかどうかを確認するのは当然のことだと思いました。

 

Yさんのお身体に極力負担がかからないように施術を行うことをお約束し、検査、施術へと進めていきました。

 

股関節の状態に左右差が

検査でお身体を診せていただくと、左の股関節が右に比べ外側に開いている状態でした。おそらく、普段の座っている時のクセや体の使い方のせいで常態化していたと思われます。そのような状態だと、左のお尻の筋肉に負担がかかり痛くなってもなんら不思議はありません。

 

施術前の股関節の状態をYさんご自身にも認識していただき、施術を行っていきました。股関節を始め、股関節を構成している骨盤、そのほかには股関節が開いていることで足首も調整が必要と判断したので、そのあたりを一通り手技にて調整を行いました。

 

施術後、再度股関節の状態を確認していただいたところ、「お〜、右と同じになってますね。」と左右差がなくなったことを喜んでおられました。そして、左右差がなくなっただけではなく、腰とお尻の痛みも軽減し歩きやすくなったとおっしゃっていました。

 

施術後、Yさんは冗談まじりに「とにかくお尻をマッサージされなかっただけで満足です。」とおっしゃったのが面白かったです。そういう冗談が言えるくらいには余裕ができたんだなと思うとこちらも嬉しく思います。

 

Yさんが最初に訴えられていた腰とお尻の痛みは3回の施術で解消され、現在はギックリ腰にならない身体を作るために月に1回来院されております。

 

 

腰痛でお尻にしびれや痛みがある。そんな時にできる対策とは

お尻への負担が少しでも少なくなるようにしましょう

・同じ姿勢を長時間続けることはなるべく避けるようにしましょう。

3時間くらいの映画で座りっぱなしは仕方ありません。しかし、デスクワークや運転などでの座りっぱなし、警備員さんのような立ちっぱなしのお仕事など同じ姿勢を長時間続けなければいけない場合、可能な範囲でこまめに身体を動かすようにしていただきたいのです。

 

なかなか難しいかもしれませんが、1時間に1回2〜3分でもいいので動かすのがベストです。座位の方は立ち上がってトイレに行くもよしその場で屈伸運動や足踏み、伸びをしたり身体をひねったり、気持ちのいい範囲で動かすようにしましょう。

 

立位でジッとしておかないといけない方の場合は、可能であれば狭い範囲でもいいので歩くようにしてください。無理な場合は、その場での屈伸、アキレス腱伸ばし、腰を前後左右に動かすなどしていただければ結構です。

 

 

・座り方のクセがあれば、意識して戻しましょう。

例えば、気づいたら足を組んでいる、という方も多いかと思います。このように無意識のうちにやってしまっているものをやらないでください、というのはなかなかに難しいです。

 

なので、やってしまうものは仕方ないとして足を組んでいることに気づいたらその時点で元に戻すということをやっていただきたいのです。

 

姿勢の悪さや体のバランスの崩れからどうしても足を組んだ方が楽という方は、その部分に関してはやはり専門家に診てもらっていただきたいところですが、そういった理由以外はクセのものですから、”気づいたら戻す”を粘り強く繰り返し行うことで、クセの修正は可能です。

 

足を組む以外にも、どうしてもイスに座る際に浅く腰掛け背もたれに大きくもたれかかる座り方をしてしまう場合でも、その座り方をしてしまっていると気づいたら座面に深く腰掛けるように正していただければと思います。

 

 

最後に

いかがだったでしょうか。お尻が痛いと言っても、その場所や原因は様々です。ご自身では姿勢は悪くないし、変なクセもないはずと思っていても、もしかするとお尻に負担がかかる何かが隠れているかもしれません。

 

足を組むクセやイスの座り姿勢がよくない方は、まずは”気づいたら戻す”を続けてみてください。クセがなくなると、症状がなくなることも十分に考えられます。

 

しかし、クセがなくなった、ご自分では何も問題はないと思っている、それなのに腰痛とあわせてお尻の痛みやしびれがある場合は放っておかずに専門家に診てもらうことをお勧めいたします。

 

もちろん当院でも診させていただけますので、お困りの場合は一度ご相談ください。

 

(監修:柔道整復師 山下 暢士)


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