こんにちは。大阪市中央区谷町六丁目にあります、ヤマシタ整骨院院長の山下です。
今回は今の季節にもってこいの内容です。寒さで肩こりや頭痛が普段よりもひどくなるという方は少ないありません。
我こそは、とういう方のご参考になれば幸いです。お時間のある時にぜひ最後までご覧くださいませ。
慢性的な肩こりや頭痛が寒さでツラさ倍増?その原因は
寒い時期に肩こりがひどくなる原因は?
慢性肩こりがある方で冬の時期はより症状がきつくなったり、普段はそんなに肩こりを感じないのに、寒い時期は顕著に感じるようになる方もおられるのではないでしょうか。
では、なぜ冬の寒い時期は肩こりや頭痛の症状が普段よりもきつく現れるのでしょうか。
・服装
個人差はあれど、寒くなると服装は厚着になりますよね。その厚着があなたの肩こりや頭痛をひどくしているのかもしれません。
というのも、トップスやアウターなどの重さが肩にのしかかってくるので、その重みによって肩が下方向に引き下げられてしまいます。そうなると、肩や首の筋肉が過度に引き伸ばされ、こりがより強くなってしまうのです。
重たいリュックサックを背負った状態がある程度の時間続くと、すごく肩がこってしまったという経験をされたことはないでしょうか。それと同じことが冬の厚着で起こっているのです。
・筋肉や血管が縮こまる
寒さやそこから来る冷えによって、筋肉や血管がキュッと縮こまってしまいます。そうなると、当然血行は悪くなりただでさえ寒さで縮こまった筋肉は、さらに硬くなってしまいます。
庭など屋外に置いてある水やりのホースも夏だと柔軟性がありフニャフニャですが、寒い時期はカチカチで取り回ししにくいですよね。
血管や筋肉も冬のホースのようにカチカチになってしまい、肩こりがひどくなってしまうのです。
・姿勢が悪くなる
普段、姿勢が良い方でも寒くなると背中を丸めてうつむき加減になってしまう、といったことはないでしょうか。
温かい格好をして自宅を出ても、その瞬間に北風がビュービュー吹いていたら、思わず体を丸めてしまいますよね。
もちろん、誰しもがそうなるわけではありませんが、丸くなってしまっている方が意外とおられます。体を丸めたりうつむき加減の時間が長くなればなるほど、正常な姿勢が崩れている時間が長いということですから、猫背と同じように肩や首、背中の筋肉に負担がかかりこりが強くなってしまうのです。
寒さで肩こりだけでなく頭まで痛くなってしまうのはなぜ?
肩こりがひどくなるだけでもつらいところですが、中には頭まで痛くなってしまう方もおられます。
寒さが原因で起こる頭痛
【緊張性頭痛】
寒さで肩こりがひどくなると、それと併せて首や頭への血流も悪くなり筋肉は緊張し硬くなります。また、筋肉だけではなく神経も緊張し、頭全体だったり頭の後ろや横側がギュッと締めつけられるように痛くなります。こういった状態で起こる頭痛がいわゆる緊張型頭痛です。
【片頭痛】
こめかみあたりがズキズキと痛む、片頭痛も起こる可能性があります。どうった時に起こりやすいのかというと、寒暖差が激しい時です。
例えば、とても寒い外から一転すごく暖かい室内に入った時はとんでもない温度差ですよね。このような場合だと、血管が寒さで縮まっている状態から一気に広がって途端に血液の流れが良くなります。
広がった血管が神経を刺激し、ズキズキと片頭痛の症状が現れるのです。
逆パターンの温(血管広)→冷(血管縮)の場合でも、頭の神経を刺激し片頭痛が起こることがあります。
毎年寒い時期は肩こりがつらいとおっしゃっる50代女性
20代からの慢性肩こり
肩こりにお困りで来院された50代女性患者さまのSさん。当院お向かいの角倉青果店さんのお客でもあるSさん、そこの社長のご紹介でご連絡くださいました。
Sさんの日常は、ご主人の会社の事務仕事のお手伝いと家事全般をこなされる、そのような毎日だそうです。
肩こり自体はOLをしていた20代の頃からだそうで、そう考えるとかれこれ30年近くになります。これまでも、整骨院や鍼灸院、マッサージや整形外科などいろいろなところに行かれたことがあるとのことでした。
ですが、どこか一箇所にずっと通っておられるとかではなく症状がどうしようもなくきつい時にどこかに行くようなことを何年もされているようです。
いきなり担当が変わり一切の引き継ぎなし
そんなSさんが一箇所だけ、ある程度の期間肩こりをちゃんと改善させようと通っていたところがあったそうなんですが、そこに行かなくなったのには理由がありました。それは、いきなりなんの前触れもなく担当者が変わったことだそう。
通われていたのは先生が常時数人いるチェーン店的な整骨院。なので、転勤なり移動があるのでしょう。ある時から、全く知らない先生に変わった挙句、Sさんの情報をなにも引き継ぎされておらず、しかも施術方法も以前の先生とは全く違うやり方だったそうです。それで、一気に気持ちが冷めてしまい行かなくなってしまったんだそうです。
せっかくしっかりと治そうと思っていたところ、引き継ぎもされていない先生がいきなり現れたら誰だって嫌ですよね。当院は施術者は僕だけなので、そういったことが起こることはあり得ない旨をお伝えすると、とても安心しておられました。
どうしようもなくきついのはどんな時?
そんなSさんの肩こりですが、症状がどうしようもなくきつくなるはどういった時なのかを考えていただきました。そうすると、いくつか答えをだされました。「主人の仕事の手伝いが忙しい時」「スマホゲームにハマった時」の二つに加え、「よくよく考えるといつも寒い時期に整骨院とかマッサージに行ってるかも」とおっしゃっていました。
ご主人のお仕事の関係上、いつも年末年始は忙しいそうなので、Sさんの肩こりが最強につらくなるパターンとしては、『年末年始で事務仕事が忙しいうえにスマホゲームにハマってしまい、大寒波到来』です。このようにお伝えすると、「それは本当最悪ですね。仮にそんな状況でも私はスマホゲームをやめないんですかね?」と逆に質問されてしまったので、「たぶんやめないんじゃないでしょうか。」と答えると、「やめなさそうです!」と笑って答えられました。
すぐにわかった不良姿勢
そんな、とても明るいSさんの肩こりを改善させるべく、問診後に検査を行っていきました。まず検査前からわかっていたのは、姿勢の崩れです。待合室で問診票に記入されている時、ベッドに腰かけていただきお話を伺っている時、どちらの時も猫背姿勢がとても気になりました。
他に細かくみていくと、左に比べ右の方が肩が前に入っていたり脚は左の方が外側に開いていたりと、猫背になっているだけではなく各所に左右の差がありました。
また、Sさんが来られたの寒い時期だったので、寒さによってより体を丸くし、背中や肩の筋肉がカチカチになってしまっていたのでしょう。各所の左右差は、事務仕事やスマホゲームをやっている際の姿勢や普段の体の使い方のクセが関係しているものと考えられます。
重たい上着で肩がこる
さらにはもう一つ気になったことがありました。それは服装です。初めてこられた際、Sさんはとてもしっかりとした重たそうなコートを羽織られていました。なので、服装についてなるべく軽くて暖かい格好をしていただいたほうがいいとアドバイスさせていただきました。そうすると、「えっ、服が重たいと肩こるんですか?」と意外だったご様子。
「でも、言われてみればそうかも。」ということで、2回目以降の服装を見させていただくと軽いダウンコートを羽織っておられました。Sさんご自身も「服が軽いだけで本当に肩が楽に感じます。」と体感されていました。
これで、服重い問題は解消されたのであとは姿勢や左右差を改善させていくだけ…ではなく、スマホゲームを連続して長時間やらないことや、その際の姿勢についてもお話をさせていただきました。そこに関してもご自分の体のためにすんなりと受け入れてくださいました。
慢性肩こりがだんだんと改善へ
そうなると、あとはこちらで施術を進めていくのみです。股関節や骨盤の角度が原因で上半身の姿勢まで悪くなってたので、最初のうちは主に股関節や骨盤を整えるように整体を施しました。それだけでも、猫背は改善されていきますが、やはり完全には良くならないのであとは鎖骨や肩の関節、肩甲骨なども整え動きを良くすることを続けていくことで改善していきました。
一度良くなると、悪い時には当然戻りたくないのが人間です。Sさんは当院に通院しはじめてから2回目の冬を迎えられていますが、服装やゲームをする際に気をつけるべきことを忠実に守っていただきながら、定期的なメンテナンス治療を受けられており、今では以前のようにどうしようもなくきつくなることはなくなっています。
寒い季節でも大丈夫!冬こそ取り組んでいただきたい肩こり・頭痛対策
基本的な対策
・体を動かす
寒い季節、熊は冬眠するし猫はコタツで丸くなっていますが、できれば人間はどんどん体を動かしましょう。寒いと体が動きにくいしそもそも動かしたくないお気持ちはわかりますが、じっとしていると余計に筋肉や関節はカチコチになってしまいます。デスクワークやゲームをされている時、最低でも1時間に1回は体を動かすようにしましょう。
・体を冷やさない
そんなの当たり前やろ、と誰しもが思われると思いますが意外と冷やしてしまっている場合も少なくありません。冷やしたくなくても、会社の暖房があまり効かなくて常に足元はキンキンに冷えている、という方もおられるでしょう。また、体は暖かくしていても首もとや頭までは防寒できていなかったりするかもしれません。
肩こりや頭痛がひどい方は特に首もとはしっかりと防寒するようにしてください。首もとが冷えるだけで、肩をすぼめたりするので肩こりや頭痛のもとになってしまいます。
・積極的に温める
できれば寒い間は毎日、湯船に浸かって全身を温めていただきたいです。入浴以外では、外出の際は首の下や背中にカイロを貼る、蒸しタオルで肩や首を温めるなどしてみてください。
・食事で体を温める
有名なところだと生姜は体を温めてくれます。他には根菜や発酵食品などは血行を良くしてくれる作用があるので、普段そういったものをあまり摂られていない方は意識して食べるようにしてみましょう。
最後に
いかがだったでしょうか。慢性肩こりが冬になると余計につらくなると訴えられる方が当院にもたくさんおられます。
食事や睡眠、運動など総合的に見直すことが必要な場合もありますが、まずは服装を軽くしてみたり、積極的に温めるなど簡単なところから取り組んでみてください。
寒さ対策をしても肩こりや頭痛が改善されない方は、もしかすると姿勢や左右差を改善しないと良くならないかもしれません。そういった場合は実際にお体を診させていただかないとわかりませんので、“私そうかも”と思われた方は一度ご相談くださいませ。
(監修:柔道整復師 山下 暢士)
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