つま先立ちやハイヒールを履くと足指や付け根にしびれや痛みが!モートン病に効果的な足の運動をご紹介します

こんにちは、大阪市中央区谷町六丁目にあるヤマシタ整骨院院長の山下です。

今回はモートン病についてのブログとなります。

 

モートン病について詳しくはこちらのブログに載せておりますので、まずはそちらをお読みいただけましたら幸いです。

 

今回のブログもお時間のある際にぜひ最後までご覧ください。

 

 

モートン病とは?

モートン病とは足指や足指の付け根にしびれや痛み、灼熱感が現れる疾患です。痛みやしびれは足指に向かう神経が障害されることで起こります。

モートン病では、足がつま先立ちのような状態になると痛みやしびれが起こります。

つま先立ち以外では、かかとを浮かしてしゃがむ体勢やハイヒール、先の細くなった靴を履く、長時間の立ち姿勢や歩行で症状が起こったりひどくなったりします。

 

 

登山が趣味の50代女性 モートン病で足指が痛くて登山できません!

スニーカーでのハイキングから登山靴での登山で足指が痛くなった50代女性

当院の患者さまの症例をご紹介させていただきます。

 

主婦業とパート勤めのダブルワークを頑張られている50代女性患者のNさん。

 

お子さんが独立されゆとりができたのを機に、以前から友人に誘われていた登山を始められました。

 

これまでもちょこちょことハイキング的なことはされていたそうです。これまでのハイキングでは普段から履いているスニーカーを使用されていましたが、登山を始めるにあたりちゃんとした登山靴を買われたとのこと。

 

友人に付き添ってもらい専門店で試着をして買った靴で登山をすること数回、足の指に痛みが出るようになってしまったということでした。

 

試着の時から若干幅がキツいと感じておられたようですが、履いているうちに馴染んでくるとか、登山靴とはそのようなものだと店員さんや友人に言われ買われたようです。

 

登山靴は馴染まず足指に痛みやしびれ

第一回の登山は六甲山。その六甲登山の段階で足は痛かったそうですが、それはまだ靴が馴染んでないからだと思い、そのまま第2回は信貴山。

 

3回目はまた六甲山で一回目とはちがうルートを行かれたとのこと。どれもやっぱり足先が痛く、時にはしびれのような感覚もあった模様。

 

そうこうしているうちうにパート先の飲食店で立っているのもつらいくらいに足の指が痛くなってきたということでした。

 

仕事にも支障が出始めてしまっているので整形外科を受診されたところモートン病と診断されたそうです。

 

整形外科で注射とインソール作成

病院では注射とインソールを作成してもらったそうです。普段からインソールを使用しつつ注射も結構効き、一時痛くなくなった時があった際にまた山登りをしたらぶり返してしまったとのことでした。

 

また注射をとも考えられていたそうですが、何回も打つのも嫌だし色々調べてみたら対症療法だということがわかり、根本的に改善させたいとの思いから整骨院を受診することを選択されました。

 

インソールは継続使用していただきつつ当院では、足首の硬さや本来の構造が崩れた足の改善のための調整、足の硬くなった筋肉を緩めることを継続して行いました。

 

さすがに少しの間、登山は我慢していただきましたがその甲斐もありスムーズに改善していきました。

 

結果的に、計6回の施術で痛みなく登山ができるようになりました。ちなみに登山靴ですがご本人の感覚的に馴染みそうにないと判断され、新しい物を購入されました。

 

 

モートン病に効果的な足の運動

足の内在筋(足にある足指を動かす小さい筋肉)を動かし刺激を与えることで足のアーチを正常に戻すことを目的とします。

○中の3指の運動

・足の親指と小指を広げられる範囲で広げて固定します。

・人差し指、中指、薬指を上げられるところまで上げて下げます。

・上げ下げを10回繰り返します。これを1セットとし1日に3セットを目安に行いましょう。

・固定している親指と小指が浮いてしまわないように気をつけましょう。

 

○親指以外の4指の運動

・親指を固定した状態で他の4指を上げ下げします。

・4指は上がるところまで上げましょう。

・上げ下げ10回を1セットとし、1日に3セットを目安に行いましょう。

いずれの運動も無理のない範囲で行うようにしてください。

 

痛みが出るようであればすぐに中止してください。

 

 

最後に

いかがだったでしょうか。モートン病は足の構造を正常に戻すことが重要です。

 

それをせずに対症療法を行ってもいずれはまた痛くなってしまうことが考えられます。

 

対症療法がいけないわけではないので、現在モートン病にお困りで対症療法を受けられている方は、今回ご紹介した足の運動に取り組んでいただければと思います。

 

もちろん対症療法をされていないモートン病患者さんにもやっていただきたい運動となっております。

 

足の運動を続けてみても症状が改善しない場合は、医療機関を受診されることをおすすめします。

 

(監修:柔道整復師 山下 暢士)


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