こんにちは、大阪市中央区谷町六丁目にあるヤマシタ整骨院院長の山下です。
今回はモートン病についてのブログとなります。
かかとの高い靴を履かれる方や立ち仕事の方、中年以降の女性に多いモートン病。
モートン病の患者さんの足を拝見すると、ほとんどの方で足の構造が崩れているのが見受けられます。
その多くが扁平足や開張足で、足の縦アーチや横アーチが崩れている状態です。
今回はその崩れたアーチを支える足の筋肉を鍛えるエクササイズをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
モートン病とは
モートン病とは足指や足指の付け根にしびれや痛み、灼熱感が現れる疾患です。痛みやしびれは足指に向かう神経が障害されることで起こります。
詳しくは以前のブログにありますので、ご興味のある方はそちらも併せてご覧ください。
モートン病になる要因とは
足への過度な負担や履いている靴がよくない・合っていない、つま先立ちや中腰、しゃがみ姿勢での長時間作業、外反母趾などが挙げられます。
そのほかには、扁平足や開張足といった足の構造の崩れもモートン病になる要因となります。
扁平足とは
足裏の土踏まずが低下したり消失している状態を指します。
土踏まずが低下する要因には体重の増加や靭帯や腱の変性などがありますが、多くは足のアーチを支える筋肉がうまく機能しなくなることで扁平足になってしっています。
開張足については以前のブログでご紹介していますのでそちらをご覧ください。
扁平足や開張足とモートン病の関係性
足は骨によってアーチ状の構造をしています。そのアーチを支えているのが主に筋肉や靭帯です。
足のアーチは3つあり、内側縦アーチ、外側縦アーチ、そして横アーチです。
縦アーチが崩れた状態が扁平足、横アーチが崩れるのが開張足です。
扁平足や開張足で足のアーチ構造が崩れた状態が続くことで、足指に向かう神経の通り道が阻害され、足の指やその付け根に痛みやしびれが起ることになるのです。
足のエクササイズ【ショートフットエクササイズ】
今回お伝えするのはモートン病改善には欠かせない、足の内在筋（足指を動かす小さい筋肉）に刺激を与え鍛えるためのトレーニングとなります。
内在筋を鍛えることで足のアーチが強化されるので、結果として扁平足や開張足の改善につながります。
ショートフットエクササイズ
ショート（短い）フット（足）の名の通り、足を短くするように筋肉を動かすエクササイズですが、実際にはそんなに大きく動かすエクササイズではありません。
立った状態で行います。
やり方としては、足の親指の付け根とかかとを近づける動きをイメージしてください。
足の指は曲げずにどちらかというと、親指で床を押すようにして土踏まず部分の筋肉に力を込めるような感じです。
写真の通り、行う前とほとんど変わらないように見えますがそれでも土踏まずに触れると筋肉がモリっとなっているのが感じ取れると思います。
土踏まずの筋肉がモリっとなった状態で5秒間キープし、その後もとに戻します。これを最初は10回程度繰り返し、両方の足ともに行います。
10回を1セットとし、慣れてくれば2〜3セット行うようにしていただければと思います。
最後に
いかがだったでしょうか。モートン病だけでなく足底筋膜炎や外反母趾など、様々な足のトラブルや疾患を引き起こすアーチ構造の崩れ。
今回ご紹介したエクササイズは主に扁平足に効果のあるものですが、開張足のためのエクササイズはこちらのブログでお伝えしておりますので併せて実践していただければさらに効果が得られます。
足を使いすぎていてアーチが崩れている方、合わない靴を履いていることでアーチが崩れている方など人によって色々な原因があるかと思います。
せっかく足のエクササイズやトレーニングを頑張ってもアーチが崩れる原因がそのままでは堂々巡りになってしまいます。
まずは何が原因でアーチが崩れているのかを突き止めることが重要です。
アーチの崩れの原因がお知りになりたい方は一度当院にご相談ください。
（監修：柔道整復師 山下 暢士）
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