こんにちは、大阪市中央区谷町六丁目にあるヤマシタ整骨院院長の山下です。
今回はテニス肘についてのブログとなります。
「肘が痛くて家事がはかどらない」
「肘の痛みのせいで子供の世話が思うようにできなくてイライラする」
「肘の外側が痛くで親の介護どころじゃない」
このように、家事や育児、介護をしないといけないのに、利き手の肘の外側が痛くて思うようにいかない、という方も多いのではないでしょうか。
テニスをする方にだけ起こるわけではないテニス肘。
もしテニスが趣味なら一時的に中止すればいいのですが、これが家事や育児、介護となればなかなかそうはいきません。
多少、肘が痛くとも無理をしてやらなけれいけない、そのような状況になってしまうと思います。
そんな状況を少しでも打破しようとして、ストレッチを取り入れられる方もおられることでしょう。
今回は、テニス肘に効果的なストレッチをご紹介させていただきます。
テニス肘のストレッチ法をお探しの方はぜひ最後までご覧ください。
テニス肘とは
正式には『上腕骨外側上顆炎』と言います。
前腕の外側の筋肉の付け根部分である肘関節に炎症が起こり、痛みが現れます。
テニス以外でもバドミントンや卓球などのスポーツ、腕や手首を酷使する職業で起こることがあります。
手首や腕の使いすぎ、加齢による筋力の低下などが原因として考えられています。
以前のブログで詳しく解説していますので、そちらも併せてご覧ください。
テニス肘のストレッチ
・腕の外側のストレッチ１
（右肘がテニス肘の場合）
①右腕を肩の高さで前に出します。このとき、肘はしっかりと伸ばしましょう
②手首を下に曲げて右の手のひらが自分のほうに向くようにします
③左手で右手をつかみ、腕の外側の伸びるようにストレッチをかけます
④腕の筋肉が気持ちよく伸びたところで20〜30秒キープします
・腕の外側のストレッチ２
①右腕を肩の高さで前に出します。このとき、肘はしっかりと伸ばしましょう
②手をパーにした状態で親指が下に向くように腕をひねります
③左手で右手の指を保持し腕の外側が伸びるようにストレッチをかけます
④腕の筋肉が気持ちよく伸びたところで20〜30秒キープします
・腕の内側のストレッチ１
①右腕を肩の高さで前に出します。このとき、肘はしっかりと伸ばしましょう
②手首をそらした状態から指が床に向くように腕をひねります
③左手で右手の指を保持し腕の内側の筋肉が伸びるようにストレッチします
④気持ちよく伸びているところで20〜30秒キープします
・腕の内側のストレッチ２
①右腕を肩の高さで前に出します。このとき、肘はしっかりと伸ばしましょう
②手首を反らした状態から指が外を向くようにします
③左手で右手の指を保持し腕の内側の筋肉が伸びるようにストレッチします
④腕の筋肉が気持ちよく伸びたところで20〜30秒キープします
※いずれも曲げた手首やストレッチをかけた際に肘が痛い場合は無理して行わないでください。
※1回20〜30秒を1日の中で3回行うようにしてください。
これらのストレッチで、腕の内側や外側、肘関節周辺の筋肉を全体的に伸ばしていきます。
そうすることで、硬くなった筋肉や腱を柔軟にし血流の促進を図ります。
最後に
いかがだったでしょうか。
テニス肘の方は、ご自宅でできるセルフケアの方法を探されていることと思います。
肘への負担を減らしつつ、今回ご紹介したストレッチを行うことで少しでも痛みが楽になっていただけたら幸いです。
テニス肘も慢性化し長らく患っていると、少々のストレッチでは良くならない場合も。
そんな時は諦めて放っておかずに、少しでも早く医療機関を受診するようにしてください。
適切に施術すれば、ちゃんと改善していきますよ。
（監修：柔道整復師 山下 暢士）
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