肩こりの方必見!病院でもらった薬でも効かない、そんな方におすすめの肩こり改善マニュアル

こんにちは。大阪市中央区谷町六丁目にありますヤマシタ整骨院、院長の山下です。

 

今回は、肩こりでお困りでお薬を使ってもなかなかよくならない、そんな方にむけた内容となっています。お時間のある時に読んでいただけると幸いです。

 

肩こりは病院へ行き薬をもらうのが正解⁉︎あなたの疑問にお答えします

肩こりで病院にかかる人の割合は○○%

データにより多少違いがありますが、肩こりで病院にかかる人の割合はだいたい2割だそうです。

 

調べる前は僕自身もっと多いのかと思っていたんですが意外に少ないですね。

 

しかし、これが肩こりだけではなく頭痛やめまいなどが伴う場合には病院にかかる人の割合が高くなる傾向にあるようです。

 

それでも4割ほどなので肩こりがあっても多くの人はご自分でなにか対策されるか全くなにもしないかのどちらかのようです。

 

当院に来られる肩こりの患者さまでもたくさんの方がなにかしたほうがいいのはわかっているけどなにをすればいいのかわからない、やったとしてもお風呂に入る、簡単なストレッチをする程度、という意見が多く聞かれます。

肩こりで病院にかかった際にもらうお薬

肩こりの際に処方される薬は1種類というわけではなく、炎症を抑えるためのものや筋肉の緊張を緩め血行を良くするためのもの、神経機能の回復や筋肉の疲労を軽減させるものなど目的に応じて何種類か処方されるのが一般的ではないかと思います。

 

しかし、ドクターによってはあまり薬を出さなかったり逆にたくさんの薬を出す場合もあったりと肩こりの度合いやドクターによって違いがあります。

 

なので、ここではどういった種類のものがあるのかを挙げていきたいと思います。

 

湿布:貼り薬、いわゆる外用薬です。薬はなにも飲み薬だけではありません。

肩こりで病院にかかった場合たいてい出されるのが湿布ではないでしょうか。

湿布以外の外用薬ではスプレーやローションのようなタイプもあります。湿布で肌がかぶれてしまう方はスプレーやローションタイプがいいですね。

 

飲み薬:消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、ビタミン剤の3つのいずれか、もしくはこれらを組み合わせて処方される場合が多いです。

消炎鎮痛剤は痛みや炎症を抑えてくれます。筋弛緩剤は筋肉の緊張を緩め血行を良くし、ビタミン剤は神経機能の回復や筋肉の疲労軽減が期待できます。

また場合(薬にアレルギーがあったり他の薬との飲み合わせ)によっては漢方薬が処方される場合もあります。

 

注射薬:注射の場合、どこに対してアプローチするかによって種類が変わります。

筋肉への注射はこり固まった箇所や痛みを感じるところにステロイドや麻酔を注射します。

一方、神経に対してアプローチする場合は神経ブロック注射をを行います。

 

肩こりで病院にかかる以外の選択肢

まずはデータをもとに肩こりで病院にかかる以外の選択肢にどういったものがあるのかをご紹介します。

 

・市販の飲み薬や湿布薬、塗り薬を使う

・お風呂に入る

・ストレッチをする

・マッサージ店に行く

・磁気ネックレスを使う

・整骨院、鍼灸院に行く

・整体院に行く

・家族にマッサージしてもらう

 

各項目の効果のほどはさて置き、肩こりの方は改善させるために上記のような選択肢があり実践、実行されているようです。

 

このブログをお読みの肩こり持ちの方、いかがですか?全部試した方もいらっしゃれば1〜2個はやったことがあるという方もおられるかもしれませんね。

 

当院の肩こりの患者さまのお話を伺ってもだいたい上記のなかのいくつかは試しておられる方が大半です。そうして、色々と試されてもなかなか良くならないとのことで受診に至るケースが多いです。

 

頑固な肩こりに色んな薬を試したけれど一向に効かないとお怒りだった方が肩こりから解放され薬に頼らなくなったお話

この方が試した薬は◯種類

50代の総合事務職の男性患者さま。20代の頃から肩こりがある慢性肩こり歴約30年のいわば大ベテランです。初診の際の問診で詳しくお話を伺いましたが、これまでに色々と努力してこられていました。

 

まず手始めにシャワーばかりだったのを湯船に浸かるようにし、風呂上り後のストレッチ、それをある程度の期間続けてもこの方の場合はあまり効果を感じられなかったとのことでした。

 

その他には市販のお薬を色々と試されることもされていますし、マッサージ店にも通ったりもされ、本当に肩こりがキツくめまいが起こった時には病院にも行かれたこともあるそうです。

 

この方はとてもマメで病院でどんな薬が処方されどのくらいの期間飲んだのかや市販の薬でもこれまで買ったもの全てを記録されており、その中には飲み薬から塗り薬、貼り薬からピッ○エレ○バンの磁気ネックレスまで事細かに記録されていました。

 

お薬手帳をお持ちいただく方は割とおられますが市販のものまで全てを記録されている方は初めてでした。

 

せっかくなのでその記録簿にある飲み薬の種類を数えてみたところ、処方されたもの市販薬を合わせて23種類ありました。はたしてこれが多いのか少ないのかは判断しかねますが本当に色々と試されてきたことはわかります。

 

あくまで患者さまの感想ですが、全く効果のなかったものからそこそこ効果を実感できたものまで様々だとおっしゃっていました。

 

そこそこ効果があったものを続けられているかというと、そんなことはなく使っているうちにいずれも効果があまり感じられなくなってしまいやめてしまったということでした。

 

いろんな薬を試すも全然効かないことに怒っておられた初心時

初診時は怒りに満ち溢れられていました。なぜかというと薬が効かなかったことが理由です。

 

先述の通りそこそこ効果を実感できたものもあったんです。それなのに患者さまはなぜお怒りになっていたのでしょう。

 

それは、単にお忘れだったんです。お薬を色々と飲んでいたのも結構前だということ、肩こり対策として薬以外にもたくさんのことを試されてきた経緯もあり細かい記憶が曖昧になっていたんだと思います。

 

しかし、問診を進め細かくお話を伺う中でご本人も記憶を辿られちょっとずつ思い出し、「そういえばこの(記録簿を指差し)薬は効果があってちょっとの間飲んでました。」「この薬も全然効かないってことはなかったです。」と、思い出しながらお話してくださいました。

 

問診では薬だけでなくこれまでの肩こり対策遍歴を詳しく伺いました。問診が始まった頃に怒っていた患者さまが終わる頃には笑顔になられていたのが印象に残っています。

 

要はこの方は肩こりがツラいなか、お金と時間をたくさんかけて対策を行ったのに未だに改善されていないことに対して怒りがあったのではないでしょうか。

 

そりゃ肩こりはキツいは色んなこと試しても良くならないは、では誰だって怒りたくもなるってもんです。

 

今では一切肩こりの薬を服用することなく過ごされています

初めて来院された際には市販の薬は飲まれていませんでしたがたまに病院に行って処方される鎮痛剤やビタミン剤を気まぐれで飲まれている状態でした。

 

それに加え、当院来院前までは市販の薬でも新商品が出れば買って試すことを繰り返されていたようです。

 

そんな方が今では肩こりの薬に目もくれなくなり、調子よく機嫌良く毎日を過ごされています。

 

この方の肩こりは筋肉の硬さと姿勢の崩れが主な原因でした。仕事のほとんどが座りっぱなしでパソコン作業も多い、そんなお仕事を30年くらい続けておられるので無理もありません。読書が趣味なのでお休みの日もあまりアクティブに動きまわることはやってこられていません。

 

一言に筋肉が硬いといってもこの方の場合は長年の体の使い方のクセによる左右差が目立っていました。

 

筋肉が硬いということはその部分の血行が良くないということです。逆に言えば血行が良くないところに老廃物や疲労物質がたまり筋肉の働きが悪くなってしまうのです。

 

例えるなら、水撒きのホースでも曲がりやねじれがなければ水は滞ることなくスムーズに流れていきますが、大きな曲がりやねじれがあればその部分で水は流れなくなってしまいますよね。

 

施術を行うことでホースでいうところの曲がりやねじれを取り除き流れを改善させ、体が本来の状態に戻りやすくなるようにしていきます。そうすることで左右差も徐々になくなり筋肉の働きも良くなっていきました。

 

この方、今では当院での定期的なメンテナンスを受けていただきそれ以外ではウォーキングを始められ体を動かす楽しさにも目覚められました。

 

そしてなにより、メンテナンスの施術とウォーキング以外は以前にやっていたような肩こり対策は一切行なっておられません。

 

整骨院院長がおすすめする薬に頼らずに肩こりを改善させる方法

 

薬に頼るのはダメなことなのか

一概にダメということはありません。

しかし、薬というのは大なり小なり副作用があるものなので安易に服用を続けるのもどうかと思います。

 

病院を受診し信頼のおけるドクターに診てもらい処方された薬は指定された用法容量で使用されればいいですが、用法容量を守らずにご自身の判断で途中で止めたり量を増やしたり減らしたりするのはくれぐれもやめましょう。

 

注意しなければいけないのは市販の薬です。頑固で慢性的な肩こりになるとなかなか薬だけで対応するのは難しいと思います。また消炎鎮痛剤は飲み続けているうちに効き目も悪くなってきます。

 

本当に炎症が起こって痛みが強い時だけ使用するようにするなど決めて使うようにしてみてください。

 

ご自分の判断でいくらでも買って使用できてしまう市販薬、もしあなたがサプリのような感覚で使っているのであれば他の方法で肩こりを改善させることが必要なのかもしれません。

 

薬に頼らず肩こりを改善させる方法その1

まずは今の生活のリズムや環境を見直してみましょう。体は肩こりを治したがっているのにもしかすると栄養や睡眠が足りていなかったりすることでそれを阻害している可能性があります。

 

なので、栄養不足の方は食事の内容を改め睡眠不足の方はしっかりと寝る時間を確保するようにしましょう。

 

またお風呂をシャワーで済ませている方はできるだけ湯船に浸かるようにしてみてください。

 

そして、できれば軽く体を動かすこともしていただければなお良しです。お散歩やラジオ体操などで十分です。

 

肩こりに限らず腰痛でもケガでも、体の損傷したところを治したり健康を維持するための3原則は休養と栄養と運動です。

 

肩こりのためにあれもやってこれもやって、と色々と取り組まれることは素晴らしいですがまずはとにかく『休養と栄養と運動』が現状どうなのかを確認してみましょう。

 

薬に頼らず肩こりを改善させる方法その2

深呼吸を行いましょう。食事から摂る栄養も大切ですがそれらを体中に行き渡らせるのは血液です。栄養と酸素をいかに効率よく体に巡らせられるかが肩こり改善の鍵です。

 

しかし、肩こりの方は呼吸が浅くなりがちです。そこで大切になってくるのが深呼吸です。

 

意識的に深呼吸を行い体内にしっかりと酸素を取り込みましょう。

 

深呼吸は酸素を取り入れるだけでなく自律神経が整いリラックス効果もあるのでお仕事の合間にぜひやるようにしてみてください。

 

(監修:柔道整復師 山下 暢士)


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