ストレッチポールで肩こりや腰痛改善 使い方次第で悪化してしまう場合も

こんにちは。大阪市中央区谷町六丁目にあります、ヤマシタ整骨院院長の山下です。

 

今回はストレッチポールについて書いております。以前に投稿したフォームローラーについてのブログをご覧になられた方からストレッチポールについてもお願いします、とリクエストをいただきました。

 

ストレッチポールをすでにお持ちの方もこれから購入される方も、ぜひ最後までお読みくださいませ。

 

腰痛 肩こりにストレッチポールは効果的!?

ストレッチポールとは

ストレッチポールは(株)LPNが販売しているフィットネス用品です。画像をお借りして貼り付けておきますが、ご覧になったことのある方もおられるのではないでしょうか。

引用:(株)LPNhttps://stretchpole.com
引用:(株)LPN  https://stretchpole.com

 

写真のような円筒形のものや半円タイプがあり、一番スタンダードなタイプは長さが98cm直径は15cmあり、半円形の短いもので40cmとなっています。

 

基本的にはこのポールの上に仰向きになりストレッチを行います。

 

『ストレッチポール』という名称は冒頭でお伝えした通り、株式会社LPNさんが登録商標されているので、そのほかところが販売している類似品だとヨガポールやリセットポールという呼び名になっているようです。一般にはピアニカで通っているけど本当は鍵盤ハーモニカ、みたいなことですよね。

 

本家のストレッチポールと類似品とでは当然、中の芯や表皮の材質や硬さなどが違ってくると思われます。僕はストレッチポールの専門家ではないですが、長さ1m、直径15cmほどで固すぎず柔らかすぎないものであれば類似品でも十分なのではと思います。(今回、こちらのブログ内では類似品も含めストレッチポールで統一して表記します。)

 

 

ストレッチポールを使うことでどんな効果がある

全くご存知ない方からすると、このポールをどういう風にどれだけ使うとどんな効果があるのか、予想すらつかないのではないでしょうか。

 

ストレッチポールに限らずどんなフィットネス用品でも同じで、万人が同じように効果を感じられるかというとそんなことはないのでしょうが、一般的に言われている効果としては『深層部の筋肉の緊張を和らげ、背骨や骨盤を整えたりリラクゼーション効果も得られる。また、関節の可動域がよくなり、胸も開くので深い呼吸ができるようになる。』と、このようなことが言われています。

 

しかし、これらの効果はあくまでもストレッチポールを正しく使用した場合に限りますので、使い方を間違えると逆に体を悪くしてしまう可能性があるのも確かです。

 

ストレッチポールは肩こりや腰痛に良いのか

慢性的に肩こりや腰痛がある方はどんな方法でもつらい症状が少しでも良くなるなら、そう思われていることと思います。

 

そんな中、ストレッチポールでどうにかなればと懸命に取り組まれている方からすると、本当に肩こりや腰痛に効くのかどうか、というところが一番気になるのではないでしょうか。

 

先のパートで、深層の筋肉の緊張を和らげ〜と説明しましたがそれが実際に肩こりや腰痛にどのように働きどのように良いのでしょうか。

 

まず肩こりや腰痛が発症し、それが慢性化するまでの過程や要因は人によって様々です。ですが、そんな皆さんに共通して言えるのが血行不良に伴い筋肉が過度に緊張していたり、こり固まっているという点です。

 

ストレッチポールを正しく使うことで、筋肉の緊張や硬さをゆるませ血行を良くすることができるので、そういった意味では肩こりや腰痛に効果があると言えます。

 

こんなことを言うと、「ストレッチポール毎日やったけど肩こり全然良くならへんぞ!」という方もおられるかもしれません。そこは、症状の程度、肩こりや腰痛の真の原因等によるということはご理解くださいませ。

 

 

腰痛がひどい40代男性 ストレッチポールの使い方を間違えて腰痛悪化

重たい印刷物は腰に堪える

腰痛にお困りで受診された40代の男性患者さまのNさん。勤務地の谷町六丁目で治療院を探されていたところ、当院を見つけていただきご連絡くださいました。

 

Nさんは印刷関係の会社にお勤めで営業のお仕事をされています。車の運転が多いほか、デスクワークもするし印刷物を運んだりすることは日常茶飯事。印刷物はピンからキリ、軽いものから重たいものまで色々あるようで重たい荷物は腰に堪えるとおっしゃっていました。

 

詳しくお話を伺うと、腰痛は大学生のころにやっていたサークル活動で痛めたことがきっかけだそうです。

 

30代になってからは限定的に腰痛が出るように

痛めたあと、特に病院に行ったりどこかで治療を受けたりすることなく社会人になり、30代に入ったころからご本人の感覚的に忙しい時や寒い時期に腰が痛くなるようになったとのことです。

 

そして、40代になり数年経った現在では忙しい時や寒い時期だけでなく常に腰の調子が悪いのだそうです。

 

具体的にどのように調子が悪いのかを伺うと、天気や季節に関係なく日によって波があり、結構痛くて動き出しの度に「痛っ!」と思わず言ってしまう時もあれば、そんなに痛くはないけどなんとなくうっすら痛い、そんな時もあるようです。

 

すこぶる調子がいい日がない40代

Nさん曰く、「そんなに気にならないくらい痛くない時もあるんですが、逆にすこぶる調子がいいっていうのがないんですよね。」とのこと。

 

Nさんと同年代の僕としては、すごく共感できるところではあります。腰痛に限らず人生40年も過ぎれば正直な話、絶好調という日がないっちゃないような感じがするんですが、同年代の皆さんはいかがですか?

 

話が逸れてしまいましたが、Nさんは自身の腰が少しでも絶好調に近づけばとの思いから、ストレッチポールを購入されお家でストレッチに勤しまれていました。

 

腰痛対策にストレッチポールを選ばれたのは、同僚の方がスポーツジムで使われており良いと言っていたから、との理由からだそうです。

 

Nさんが購入されたものはどうやら類似品のようでした。一応、ストレッチの仕方などが書かれた説明書がついていたので、最初はその通りに使用されていたとのこと。

 

慣れてきたころにポールを使った自己流のストレッチ

使い慣れてきた時に、ご自分なりに腰に良さそうなやり方を編み出され、それからは一生懸命そのやり方を実践されていたようです。そうこうしているうちに腰の痛みがひどくなってきて当院を受診されるに至ります。

 

では、なぜNさんの腰痛がひどくなってしまったのか?その原因はストレッチポールにありました。一生懸命に取り組まれていたNさんには申し訳ないのですが、要は自己流でやっていたストレッチがよろしくなかったと言うことです。

 

自己流で何種類かやっておられましたが、その全てがよくなかったのではなくある一つの使い方が決定打になっていました。それが、ポールで背骨を反らす動作です。

 

仰向けになっている体の下にポールを背骨に対して垂直に入れ、腰や背中をグリグリしながら反らすようにストレッチされていたそうです。

 

そういったストレッチを行うことで、背骨本来の湾曲具合が崩れてしまいその周辺の筋肉にも負担がかかり緊張状態になってしまったのです。背骨は本来、横から見たとき腰部分前側に湾曲、胸部分は後ろに湾曲しています。

 

Nさんの自己流ストレッチは、腰部分は過剰に反らしてしまい、胸部分は前側に湾曲させる必要がないのにそうしてしまっていたのです。

 

言い方が乱暴になってしまいますが、良かれと思ってやっていたことが実は自らを壊してしまっていたということです。

 

ご本人がなにがどうよくなかったのかを細かくお知りになりたいとお望みだったので、説明させていただいたところ納得された様子で「そら、どんどん悪くなるはずですね!」と大笑いされていました。悪くなった原因が意外とわかりやすかったので、不安が払拭され気持ちが軽くなったことでの大笑いだったみたいです。

 

ストレッチポールの使用中止で背骨の状態が改善

と言うことで、Nさにはとりあえずこちらでの治療に専念していただくべくストレッチポールの使用を一時中断していただき、バランスの崩れた背骨の状態を戻していくように整体治療をおこなっていきました。

 

緊張して硬くなった筋肉にもある程度はアプローチしながら進めておりましたが、背骨が整っていくに従って自然と筋肉もゆるんでいき徐々に良い状態に。

 

お仕事をされるうえで気をつけていただきたい点などもお伝えし、それも実践していただきながら施術を重ねていくことでスムーズに改善していきました。

 

現在、Nさんはストレッチポールで悪化してしまった腰痛は改善し、お仕事等での疲労や姿勢の崩れをリセットすべく一月に一回ほどのペースで来院されています。ちなみに、せっかく買ったストレッチポールを使わないのは勿体無いので今は確実に安全なストレッチのみされています。

 

肩こりや腰痛に対するストレッチポールの使い方

ストレッチポールの簡単で間違いのない使い方

ストレッチポールを使ったストレッチやエクササイズの方法は色々とありますが、ここではシンプルな使い方を一つだけお伝えしたいと思います。

 

・まずはストレッチポールの上に仰向けになります。その時、頭からお尻までがちゃんとポールの上に乗っかっているようにしてください。

・膝は曲げて腕はダランと体の横に。

・この状態から、体をポールの上でユラユラさせます。この時、体の力を抜いてリラックスした状態で30秒ほどユラユラ。

・特に腰痛の方は、終わったらポールの上で体を起こすのではなく、体を横にズラして下りてから起き上がるようにしましょう。

シンプルなだけにこれでどこかを痛めてしまう恐れはありませんし、これだけでも体背面の筋肉がゆるみ、胸や肩前面はほどよく伸ばされるます。

 

頑固で慢性化している肩こりや腰痛がこの一つだけで改善されるわけではありませんが、可能な方はお仕事の合間に、無理な場合でも帰宅後にやっていただくことでこり固まった筋肉のリセット効果が得られます。

 

こんな使い方はNG

患者さまの症例のところでもお話ししましたが、ストレッチポールを背骨に対して垂直にして腰や背中をゴリゴリしながら伸ばすのはやめておきましょう。

他には、ストレッチポールの端から頭がはみ出てしまっていたりその状態で、ストレッチポールの角で首の付け根をグリグリと押しつけ、マッサージのようにしないでください。

 

ポールから頭がはみ出ていると、首の骨が過度に反らされ痛めてしまう可能性があります。また、グリグリと押しつけることで筋肉まで痛めてしまうことも。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。そもそもストレッチポールはマッサージをするためのものではなくストレッチするための道具です。フォームローラー しかりストレッチポールしかり、どんな道具でも使い方を間違えると効果がなかったり逆効果になってしまいます。

 

今回、使い方は一種類しかご紹介していませんが、他にもお知りになりたい患者さまは来院された際にお声がけくださいませ。

 

せっかくお持ちのストレッチポール、正しく使って少しでもお体のコンディションの向上に役立てていただけると幸いです。

 

(監修:柔道整復師 山下 暢士)


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